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革いろいろ

2011.12.30.Fri.02:16
セノビージャの靴(アッパー)に使われる革は、
①表革
②裏革(スエード)
③ヌバック
④その他(パテント・ラメ加工・型押し・ハラコ調)
の4つに大きく分けることができます。

弊社の靴の価格は、この革の違いによってのみ決められており、その他の仕様変更には費用がかかりません。
足長差(左右の足の大きさが違う)などによるサイズ変更や、爪先を拡げる・踵を小さめにするなどのオプションも、すべて定価に含まれています。

「どの革がいいんですか?」というご質問をしばしばいただきます。
目的、お好み、足のタイプ等によって「正解」はお客さまごとに異なりますが、その判断基準のひとつとして、今日はそれぞれの革の一般的特徴についてご紹介したいと思います。

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              ①表 革

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


弊社の表革は、「ボックスカーフ」と呼ばれる仔牛革の一種。
牛革のなかでも最高級といわれるカーフ(生後6ヶ月未満になめした革)のきめ細かさと柔軟性を生かしつつ、特殊仕上げにより耐久性をプラスしています。
足をサポートする効果が高く、お手入れも楽々。
履き下ろした時には少し硬さを感じるかもしれませんが、10~20時間ほど履き馴らしていただければ革の繊維がほぐれて骨格になじみ、フィットしてきます。
黒:本体価格36,000円+消費税1,800円 / カラー:本体価格37,000円+消費税1,850円


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            ②裏革(スエード)

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弊社のスエードは、羊革の裏面を起毛させたもの。
耐久性においては表革にやや劣るものの、足当たりがソフトで、トラブルをお持ちの方にもおすすめの素材です。
鮮やかな発色と豊富なカラーバリエーションが特徴で、衣裳や小物との色合わせを吟味したい方にはお勧めです。
黒:本体価格36,000円+消費税1,800円 / カラー:本体価格37,000円+消費税1,850円


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             ③ヌバック

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一見「スエード(裏革)」のような感触ですが、牛革の表面(銀面層)を起毛させたもの。
緻密で繊細な質感ですが、丈夫でお手入れも簡単です。
表革の耐久性とスエードの足当たりのよさ、双方の長所を併せ持ち、頻繁に使用する靴ならコストパフォーマンスの高い素材と言えるでしょう。
ヌバック独特のパウダリーで上品な発色は、弊社では表革以上に人気があります。
黒:本体価格38,000円+消費税1,900円 / カラー:本体価格39,000円+消費税1,950円


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             ④その他

        ▼パテント(エナメル)
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        ▼ラメ加工
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        ▼型押し
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        ▼ハラコ調
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①~③の革と比べると機能面ではかなり劣りますが、華やかな美しさがあり、アルティスタの方々からのご要望の多い素材です。

とりわけパテント(エナメル)のフラメンコシューズは、スペインで非常に流行した影響からか、最近は日本でも目にする機会が増えてきました。
どぎついくらいの艶が存在感たっぷりで、大変舞台映えのする素材です。
ただし、パテントや型押し革は、表面に樹脂加工や接着加工を施しており、足当たりが硬く革の伸びが小さいという特徴があります。
このため、①~③と比べると足に馴染みにくく、耐久性も落ちることは否めません。
足にトラブルのある方やアーチが沈下して骨格配列に乱れがある方には、少なくともダンスシューズとしてはお勧めできません(外履き用としてなら、ほぼ問題ないでしょう)。

一方、パテントより控え目で繊細な輝きを持つラメ加工の革は、よりエレガンテに足許を演出します。
こちらは、比較的足のタイプを選びませんので、お好みによりお選びいただけます。

ハラコ調の革は、フラメンコシューズ用にお選びになる方はまだまだ少数派ですが、外履き用の靴としてはとても人気の高い素材です。
今くらいの時期、こんな靴で街を闊歩してみると、寒さに縮こまってしまいがちな背筋もぴんと伸びそうですね。

エナメル:本体価格40,000円+消費税2,000円~ / ラメ加工:本体価格40,000円+消費税2,000円~ / 型押し : 42,000円+消費税2,100円~ / ハラコ調 : 43,000円+消費税2,150円~


なお、①と②は色数は制限されますが弊社の公式サイトからご購入いただけます。
③と④は、フィッティングルームおよびメールオーダーにて承っております。

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ちなみに、私自身はバイレ用シューズはヌバックと表革、外履き用シューズは型押し革で誂えています。

        ▼外履き用(グレーのヘビ型押し革)
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このヘビ革靴、「履いていらしたものと同じ靴が欲しいんですが…」というご注文を下さった方が何人かおられるのですが、なぜか全員中部・関西圏のお客さま。
なぜに関東圏以北で受けが悪いのか、今もってナゾです。

宝石紫セノビージャ・ハポン公式サイトはこちら

ベル・エポックの靴

2011.12.17.Sat.00:51
           何だかわかりますかはてなマーク

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これらはすべて、約100年前にフランスの女性靴専門店で使われていたヒールのサンプルです。
顧客は、こうしたサンプルを見ながら、スーリエ(靴)をオーダーしていたそうです。

昨年、東京都現代美術館で「Luxury in Fashion」展に出品されていた実物を前にしたときは、その贅沢さ、細工の細かさ、デザインの斬新さに目が釘づけになりました。
エナメル樹脂加工技術の飛躍的発展により、はじめて制作可能になった、ゴージャスでデコラティブなヒールたち。
現在のネイルアートやデコアートは、こうした技術の延長線上にあるのでしょうね。

こうした華麗な靴が貴婦人の足許を飾った当時のフランスは、いわゆる「ベル・エポック」の時代。
マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』には、その時代の息吹が壮大なスケールで描かれています。
画像を眺めていると、小説の登場人物のイメージが頭に浮かんできます。
パリのベストドレッサーと呼ばれたオリヤーヌ(ゲルマント公爵夫人)は、オペラ座に姿を見せたとき、こんなシックなモーブ色の靴を履いていたのかな。
華やかなゴールドはオリヤーヌと対照的なマリー(ゲルマント大公夫人)の靴、キュートなピンク色は主人公から連日贈り物をせしめていたアルベルチーヌの靴、白とブルーの爽やかな色合いはサン=ルーと結婚したジルベルトの靴、斬新な多色づかいは晩年のオデットの靴、…
こんな風に小道具を想像しながら再読すると、ひとつひとつのシーンが立体的に蘇ってきて楽しいだろうな。
20世紀の三大長編小説のひとつと呼ばれる『失われた時を求めて』。
読み直すゆとりは当分なさそうですが、時にはページを繰ってイメージの世界に遊んでみたいなと思います。

ところで、フラメンコシューズにこんなタコンがついていたら…
すごくステキだけど、一曲踊り終わった頃には、きっと床の上にキラキラの粒がいっぱい散らばってるだろうなあ…宝石ブルー宝石白宝石赤宝石白宝石緑

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マッチョなレディたち?

2011.10.05.Wed.22:25
注文していたカレンダーが、やっと届きました。
靴好きによる、靴好きのための、靴カレンダー2012年版。
一日一足の日めくり式で、とても美しくとても足に悪そうな靴の写真が揃い踏み。
どこに履いてくの? みたいな靴ばかりですが、目の保養になるし、私の場合には参考資料にもなるので、毎年買ってしまいます。
数年前のカレンダーは、マニアの間でプレミアムつきで売買されているようです。

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もっとも、こうしたハイヒールは、道を歩くために作られたものではありません。

①移動は車(または馬車)。運転手(または御者)が必須アイテム。
②隣にはエスコート役の男性。彼の脚が「杖」、腕が「手すり」なのです。
③フワフワの絨毯(レッドカーペットというやつですな)の上しか歩きません。
④パーティーの間は、痛さつらさは微塵も見せず、あくまで上品な微笑で乗り切ります。
⑤家に帰ったら、すぐに脱ぎ捨てて室内履きに履き替えます。
⑥専門家を自宅に呼んで(または常駐させて)フットケア、が日課。

言い添えれば、7cm高以上のピンヒールを履きこなすには、ポアント(トウシューズ)で立つのとほぼ同等の筋力と技術が必要です。
足の甲から頭のてっぺんまですべてを引き上げて真っすぐに立ち、爪先への負荷を減らさなければならないからです。
こうなるともう、限られた人にしか履きこなせない超特殊靴ですよね。
ハイヒールを履いて、社交界で夜な夜な踊っていた往年の淑女たちは、相当マッチョな筋力の持ち主だったのかもしれません。

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