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ウエストはどこ?

2011.10.17.Mon.01:17
以前、あるバレリーナの方から伺ったエピソードです。
彼女はイギリス系南アフリカ人なのですが、日本人男性と結婚して来日したばかりのころ、あるブティックでウエストをメジャー採寸してもらい、びっくり仰天したそうです。

「日本人は、お臍のまわりがウエストなの!?

え、ウエストってお臍のまわりあたりじゃないの? と思った方もおられるのではないでしょうか。
実は、彼女の言うウエストは、肋骨のすぐ下。
身長や性別にもよりますが、お臍よりも6~10cmくらい上方になります。

実は、解剖学には「ウエスト」という用語や定義はありません。
「ウエスト」とは、アパレル用語で「アンダーバストからヒップまでの間でもっとも細い場所」、つまりくびれの位置を指すのだそうです。
したがって定義から言えば、人によってウエストが上の方にある人も下の人もいる、ということになります。

でも、体幹を日常的に使っていると、腹斜筋や腹直筋、腰方形筋などの筋肉がついてきますので、お臍のあたりが最も細くなることはまずありえません。
もちろん脂肪もお腹まわりにつきやすいのですが、体幹がしっかりしている人は、太っていてもくびれの位置は肋骨の下あたりになります。

名画の裸婦たちも、お臍まわりはかなりふくよかですよね。
スペインの代表的美女、マハさん。
くつろいで横たわっていても、くびれの位置がよくわかります。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

   La Maja desnuda ; Francisco José de Goya y Lucientes

もう一人、立っている女性にも登場してもらいましょう。
こちらはフランス美女代表(氏名不詳)。
アンニュイな表情で、かなりの重量をひょいと持ち上げておられますね。
軸が決まらないと、なかなかこうはいきません。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

      La source ; Jean-Auguste-Dominique Ingres

くびれの位置が高いと、その分脚が長く見えます。
言い換えれば、肋骨の下からすぐ脚がはえているような身体の使い方をすれば、支点となる肋骨の下の贅肉がとれて引き締まり、お臍周りには筋肉がついて、必然的にマハさん体型に近づいてくるのです。

たとえばローライズのジーンズを履いた時に、少しルーズでセクシーな着こなしに見えるか、脚が極端に短く見えてしまうかの分かれ目も、実はこのウエストのくびれ位置の違いが大きく影響しています。
「スペイン人は脚が長いから、こういう振りがかっこよく決まるんだよなあ…」という声を時々耳にしますが(そしてリアルに脚の長い人ももちろんいますが)、実寸がそれほどでなくても「脚を長く使っている」という方が正確ではないかと思います。

かくいう私自身も、15年くらい前はヒラメのように腹回り・腰回りが薄っぺらい、いわゆる典型的な「日本人体型」でした。
スペイン人アルティスタのように、お腹で輪切りするとまんまるになりそうな丸太体型に、強烈に憧れたものです。
でも、DNAのせいばかりにはできないことに気がつき、自覚的に日常動作を改善したところ、けっこう短期間で身体に厚みが出てきました。
踊りの練習のときだけでなく、体幹は起きている間中ずっと使うわけですから、結果が出やすいのでしょう。
憧れの丸太体型にはまだまだ程遠いけど、以前と比べたらおそらく見た目2倍くらいは分厚い身体になったのではないかと思います(ま、ちょっと太ったせいもあるけどね^^)。

体幹を使って歩くと、軸足(後ろになる足)側の脇腹がぎゅっと捻られるような感覚が生まれます。
(ただし、ナンバ歩きのときにはこの捻れはありません。
フラメンコにはナンバ歩きのテクニックを利用する場面もあるのですが、この点については回を改めてご紹介します。)
左右の脇腹が交互にぎゅっと収縮し、次の瞬間に開放される…この繰り返しが体幹の歩行リズムを生み出します。
バイレフラメンコの緩急に富む律動も、まさに腹の奥底から生み出されるもの。
まずは、毎日の姿勢や歩き方に気を配り、憧れのフラメンコ体型に近づいていきましょう。

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