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セノビージャ・ハポンができるまで④

2011.05.18.Wed.01:34
セノビージャのマドリッド店は、有名なフラメンコスタジオ「アモール・デ・ディオス」の向かいにあります。
ある日、これから店に修理靴を届けるから一緒に行きましょう、と工房のスタッフ・イオネラが誘ってくれました。
彼女は、デスクと工房をつなぐ要のような存在で、はにかむような笑顔がとってもキュートな女性。
ミゲル曰く、マドリッド店長のカリナは、日本で踊ったこともあるプロのアルティスタなのだとか。
そのときは、へー、そうなんだー…と思っただけのnadjaでした。
のちに、おどろきの再会劇が待っているとも知らず。

マドリッド店に入ると、カリナが「オラ!」と出迎えてくれました。
一瞬、あれ? 何だか見覚えがあるような…と思ったけど、ま、とりあえずごあいさつのベシート。
入り口こそ仕事の話ながら、次第に盛り上がる、仕事とはなーんの関係もない女子トーク。
「日本で踊ってたのはいつごろ?」
「三年くらい前、東京のエル・フラメンコに出てたの」
「え、じゃあ観たことあるかも」
「当時の映像がYouYubeにあるの、観て!」
やおらパソコンをカチャカチャやりだすカリナ。
待っているあいだ、店内のあちこちに視線を泳がせていたnadjaは、突然「!」となりました。
今しがたイオネラが届けた修理靴の伝票に、「Angela Españadero」と書かれていたのです。
実は、三年前アンヘラがエルフラに出演していた当時、nadjaは数ヶ月間彼女のクルシージョを受けていたのでした。
その瞬間、カリナが振り向き満面の笑みで「出てきたわ、これよこれ、観て!」。
差し出されたパソコンの画面と「実物」を見比べたnadjaは、ようやくすべてに気がつきました。
「カリナじゃん!!」

そう、カリナは三年前、アンヘラと一緒にエルフラの舞台に立っていたのでした。
当時、クルシージョでとっていたアンヘラのシギリージャ目当てに、「復習」と称して最低週2日はエルフラに通っていたnadja。
アンヘラとは対照的な持ち味のカリナの踊りも、それはもうはっきりと脳裏に焼きついています。
YouTubeには、タンゴ・デ・マラガをグラシアたっぷりに踊るカリナの姿。
「よく憶えてる。このほかにグアヒーラも踊ってたよね」
「そうよ~。…ね、このときの衣裳どう? すっごいお気に入りだったの。ムイボニートでしょ?」
「すっごくきれい。あ、衣裳っていえば、あのときアンヘラお手製のファルダを、クルシージョに参加したメンバー全員でオーダーしたっけ」
「あれは私が生地を裁断して、アンヘラがマシンガンみたいにドゥルルル~ッてミシンかけて作ったの。彼女のミシンはすごい勢いなのよ」…

…とまあ、すっかり大盛り上がりのところで、突然ドアが開き、一人の男性が入ってきました。
再び「!」となるnadja。相手も「あれ、なんでこんな所に君がいるの?」という表情。
そこに、「うちのダンナよ」と割って入るカリナ。
「こちら日本からセノビージャの仕事で来たnadja …あれ? ひょっとして二人、知り合い?」
その男性は、アンヘラのクルシージョで、終始ギターを弾いてくれていたホルヘだったのでした。
カリナとホルヘの関係も、このときはじめて知ったnadja。
つか、世の中狭すぎでしょう…汗

「奇遇ねえ。やっぱり、縁ってあるのよね。」
カリナの一言にnadjaは、ああ、運命が私をスペインに導いてきたんだわ~、と、すっかりその気になっていくのでした。

(つづく)

セノビージャ・ハポン公式HPはこちら

foto : イオネラ(左)とカリナ。
ナチュラル美人のカリナは、とても気さくで飾らない気持ちのいい女性。ステージメークだけで見慣れていると、素顔のアルティスタってなかなかわかりづらいものです。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


foto2 : セノビージャマドリッド店店内。
世界中から留学生が集うアモール・デ・ディオスの向かいにあるため、ご来店されるお客さまも多種多様。私がお店にいたときには、台湾から来た少女が靴の相談に来ていました。日本人留学生は相変わらず多いのですが、最近では、台湾、韓国、中国からも、多くのフラメンコ愛好者がスペインを訪れています。

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