スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

靴を履く姿勢

2011.08.30.Tue.23:09
$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

       Edgar Degas「靴を履く踊り子」

フィッティングルームでは、靴の試し履きの際に、まず全身を「ニュートラル・ポジション」で整える立ち方、座り方をご体験いただきます。
これは、「必要最低限の筋力で姿勢を保つ」「不要な力みを取り除き、リラックスする」ということです。
筋肉が過度に緊張し骨格が不自然に歪んだ状態で靴を履くことは、その姿勢を固定化することに繋がってしまうからです。

最初に「まっすぐに立ってください」と申し上げると、ほとんどの方が頭と胸をあげ、背筋をぐっと前方に押し出すような立ち方をされます。
ここから、私の「セクハラタイム」がスタートカチンコ
肩、お腹、背中、お尻、太腿…を触って姿勢チェック。
女性同士ならではの特権です。ははは…

多く見られるのは、
 ・背筋と腹筋の使い方のアンバランス
 ・頸椎や肩甲骨付近の不自然な力み
 ・骨盤周辺の弛み
 ・内反膝
 ・踵骨外反
…そして、これらの複合パターンです。
以前「膝痛」の回でも触れましたが、骨格の歪みは、その代償として別の歪みを引き起こします。
この負の連鎖により、全身のバランスを崩してしまうのです。
(ただし歪み方は千差万別で、それぞれに「個性」があります。)

次に、まず必要な部位に力を込め、呼吸に合わせて筋肉の不要な緊張をほぐしていき「ニュートラル・ポジション」をキープします。
体幹にはエネルギーがみなぎり末梢部は脱力している、という状態です。
やはり多くの方が、この姿勢に違和感をおぼえるようです。
「なんか…すごーく猫背になっている気がするんですけどー…」
でも、全身を鏡に映してみると、ぜんぜん猫背ではありません。
脊柱のS字カーブに不自然な歪みやこわばりがなく、骨格標本のように美しい(←という感想は、私だけかな?)ラインが生まれます。
「あれ? もっとだらしない立ち方になってるかと思ったのに」。
こうして目で確認することは、脳のプログラムを書き換える、非常に重要なポイントです。
お客さまの中には、翌日のレッスンで早速先生に姿勢を褒められた、腰痛が軽くなった、…等々、嬉しいご報告をくださる方もいらっしゃいます。

さらに、この姿勢を保ったまま、椅子に腰掛けます。
この方法だと、座っていても、上体は立っているときと同じポジションを保つことができます。
骨盤を後傾させお腹の力を抜いて座る癖のある方や、腰を反らせて上体を整えようとする方は、はじめのうちは戸惑うかもしれません。
でも、慣れてくるとご自身でも座位の安定が実感でき、身体への負担が格段に軽くなります。
こうして股関節、膝関節、足首(距腿関節・距骨下関節)、爪先(MP関節)をまっすぐに整え、さらにアーチをつぶさないような方法で靴に足を入れます。

文章で読むと「何のこっちゃ?」という方もおられるかもしれませんね。
でも、実際にこの方法で履いていただくと、たとえ同じ靴でもフィット感がまったく違います。
身体の歪みや捻れを取り除き、靴にまっすぐに靴に足を入れる―—
踊り手ならばなおさら、靴を履く際の姿勢にも気を配りたいものですね。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

       Jean Jansem「舞踏靴を履く踊り子」

セノビージャ・ハポン公式サイトはこちら
スポンサーサイト
コメント

管理者のみに表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。