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膝痛でお悩みの方へ

2011.08.07.Sun.18:20
*以下、テキストが紫色の部分は詳細説明です。不要な方は読み飛ばしてください。
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フラメンコを踊る方のなかには、膝痛のある方が少なくありません。
あれだけ身体を酷使するんだから、そりゃー膝くらい傷めるでしょ?というわけで、違和感程度ならケアなどせず放置、という方が、これまた少なくありません。
でも、くどいようですが、痛みや違和感は身体からのメッセージ。
「何とかして~」「原因を突き止めて改善して~」と、身体は一生懸命訴えているのです。

ほかのトラブルと同様に、膝痛の原因も非常に多岐にわたります。
このため一概に決めつけることはできませんが、膝の痛みを抱えつつ踊っておられる方には、内反膝(いわゆるO脚)という現象がしばしば見られます(註1)。

膝関節のねじれは、先天性のものや事故・疾病等によるものをのぞけば、多くは日常の姿勢や動作・生活習慣に起因しています。
とりわけ日本では、女性が膝を開くことに対してマナー上厳しい視線が向けられるという文化的な背景もあり、両膝を閉じることが礼儀正しい姿勢とされています。
このため、多くの方が膝関節だけで局所的に両膝を閉じるような姿勢をとってしまい、これが関節のねじれにつながっています(註2)。
また、正座という欧米にはない生活習慣も、内反膝を助長する可能性があります。

加えて、足のアーチの乱れにより土台が不安定な状態では、その上の構造物である膝や腰、肩などの関節が、何とかバランスを保とうとして歪みを生じます(これを代償行為といいます)。
フィッティングルームにご来店いただくお客さまにこのことを説明する時、私はよく「だるま落とし」の話をします。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ-だるま落とし


積み木がまっすぐに積まれていれば安定しますが、左図のようにひとつの積み木のバランスが崩れると、倒れないためには別の積み木を反対側にずらさなければなりません。
このように骨格のゆがみは、一カ所見つかればそのかげに複数のトラブルがひそんでいることが多いのです。
そして、見えないトラブルの方が「原因」で、目に見えるトラブルは「結果」に過ぎないケースもしばしば見られます。

一見、上記のような骨格配列(アライメント)不良が目立たない場合でも、誤ったフォームや動作によって局所的に負担がかかると、小さなゆがみが大きなトラブルを引き起こします。

違和感や痛みは、放置すると大きな障害につながることもあります。
「変形性膝関節症」は、中高年以降の、とくに女性に多いトラブルですが、フラメンコを踊る方の中には、若い世代にもその予備軍とおぼしき方が散見されます。
立ったり歩いたりといった日常動作以上に運動強度の大きいフラメンコ。
長く続けるためには、ご自身の身体のコンディションをしっかりと把握し、必要な措置を講じることが不可欠です。

フィッティングは、単なる靴選びではなく、ご自身の生活習慣や癖と向き合い「原因」を見つけ出す作業でもあります。
また、より積極的にフットケアカウンセリングなどを利用し、日常生活の改善やエクササイズ、テーピングケアなどで、アライメントの補正を目指すことも可能です。

痛いってほどじゃないけど…
いつも痛いってワケじゃないけど…
という方も、大きなトラブルを引き起こす前に、一度ご相談いただければ嬉しいです。


セノビージャ・ハポン公式サイトはこちら

註1 : 典型的な内反膝は、股関節外転+下腿内反+踵骨内反を伴うといわれますが、とくに女性の場合は逆のパターンも多く見られます。すなわち、股関節内転++下腿外旋+踵骨外反(過回内)+前足部過回外のパターンです。この場合、シンプルなO脚よりさらに捻れが加わった、いわゆる「XO脚」になっているケースが多いです。一見X脚(外反膝)のように見える場合でも、エクササイズ等で筋緊張を緩め姿勢をニュートラルポジションに戻すと、O脚になっていることがわかります。
なお、O脚補正をうたうインソールなどの「外側ウェッジ」は、こうしたアライメント不良をきちんと観察・分析せずに利用するため、大きな危険を伴います。二次性の変形性膝関節症(OA=Osteoarthritis)以外のケースで、しかも専門家の判断なしに外側ウェッジを用いることは、トラブルを悪化させる要因となりますので、私自身は決してお勧めいたしません。


註2 : 膝をつけたまま座っていて、気を抜くと膝頭が離れてしまうお客さまに、楽に美しく座る方法をお教えすると、多くの方が「さっそく今日からやってみます」と応えてくださいます。
体幹の姿勢維持筋群を使うことに慣れないうちは、以前の悪い癖が出やすいと思いますが、慣れてしまえばむしろ楽になります。
この座り方を応用すると、たとえばクアドロでの座り姿も美しくなりますし、腰かけてのサパテアードも格段に打ちやすくなります。

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