スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

朝の儀式その2――カホン

2011.07.27.Wed.22:30
夜行性体質の私にとって、朝起きるのはちょっと苦痛。
フリーでデザイナーをしていた時期が長かったせいでしょうか。
当時は朝方ベッドに入り、昼に起き出すという、超不規則な生活でした。
その後早朝に起きる仕事なども経験し、その頃はうってかわって朝5時半起床。これがけっこうキツかったー…。
枕元には、携帯電話のアラーム+大音量ベル音が鳴るゴツい目覚まし時計(その名も「RAIDEN」)の二台態勢。
加えて、30分後の6時に、パートナーからモーニングコールをかけてもらうという保険つき。
さらにさらに、「朝の目覚めの儀式」を一通りやらないと、どうにもエンジンがかからないのです。

儀式その1は、以前も書きましたが「コーヒーを入れること」。
これはもう半ば自動化されていて、ベッドメイクをすませたら、洗顔や着替えの前にまずキッチンに直行。
ほとんどモウロウとした意識でドリッパーをセットするのですが、コーヒーの馥郁とした香りが部屋中に漂いはじめるころ、少しずつ目が覚めてきます。

もうひとつは、「カホン(またはパルマ)を叩くこと」。
朝っぱらからなんと近所迷惑な…汗 と後ろめたさをおぼえつつ、仕事をはじめる直前に一曲選んで叩くのが基本(一応カホンにはタオルを噛ませ、足でミュートして音響を抑えます)。
たいていBuleríasやRumba、Tangosなど、比較的短くてノリのいい曲が多く、時にはフラメンコ以外の音楽(ラテンが多いですが)になることもあります。

Gerardo NúñezのBuleríasなら、叩いているうちにノッてきてご近所への配慮はどこかにふっとび(あああ、すみません、ご近所のみなさま!)、一曲終わると「よっしゃ、今日もいっちょやったるで!!」という気分になります(←なぜに関西弁?)。
Raya RealのRumba Jitanaから一曲セレクトすれば、心地よいリズムに揺られてゴキゲンな一日を過ごせそう。
Maria Vargasの小粋なTangos del Piyayo(伴奏は若き日のPaco de Lucíaですね)なら、ちょっと心にゆとりや遊びが生まれる気がします。
どういう基準による選曲なのか、自分でもまったく理解不能。
その時々の気分や願望が投影しているのかな、とも思いますが、朝の私に「分析」を求めるのは無茶というもの。
ひたすら、テンションと体温(実は低体温症なもので)を上げるために費やされる、数分間のパーカッションごっこです。

ただ、選曲を誤るとどえらい目に遭うことも。
早朝靴修理の仕事をしていた頃のこと、ある雨の朝、敬愛する師匠・染谷ひろしさんのTarantosをその日の一曲に選びました。
タイトルは、「雨」。まさにその日の空気に、ぴったりハマりました。
が… この曲、シトシト雨からだんだんと激しく、モチーフが変化していくんですよね。
カホンを叩いているうちに、
あ~、今日は外出したくない!!このまま家に引きこもりたいっ!!
という気分が高じてしまい、出勤時間を大幅にオーバー。
結局電車を二本逃し、遅刻ギリギリで職場に滑り込みました。
当時は、駅ナカ靴修理店を一人でまかされていた私。
あやうくお店のシャッターを開け損なうところでした(←これ、実は大クレームになるんです)。
あぶないあぶない…

この時以来「朝の儀式用MD」から、Soleares、Seguiriyas、Tarantosを追放したのは言うまでもありません。
いや、別にフラメンコが悪いのではなく、ナマケモノの自分が悪いのですが…

foto : 私の「愛器」、折りたたみ用カホンです。穴の形は、私の綽名であるネコの形にくり抜いてもらいました。私が描いた下絵通りにヒゲまで忠実に再現してくださった、アトリエKENさんの遊びゴコロに脱帽、そして感謝!Mario CortesやSchlagwerkのカホンも、もちろんいいなあと思いますが、座面が低くて手の当たりがやさしいこのカホンは、私のお気に入りです。音質は洗練されていてデリケート。生音なのに、深めにエフェクトをかけたみたいな印象です。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ-cajon1


$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ-cajon2
スポンサーサイト
コメント

管理者のみに表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。