スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

防災の黄色い掛軸

2012.11.12.Mon.00:56
先日のブログでもご紹介した通り、フィッティングルームのある界隈は「江戸」の風情が色濃く残る、コアでディープな一帯です。
風景や建物だけではなく、人間関係もかなり
濃厚で、いわゆる下町的な繋がりがいまも息づいています。

たとえば、拙宅はキッチンの窓が通りに面しているのですが、
引っ越してきた当初、夕餉の支度をしていると、窓ガラスをトントンと叩く音が…
何かな?と窓を開けると、当時のお隣さん(現在は引っ越してしまったのですが)が「焼ソバ? いい匂い!」と声をかけてきました。
「残念! ハズレだよー。焼うどん
」。
「ま、同じようなモンじゃん」。
隣家は、お父さん、お母さん(ちなみに声をかけてきたのはこの人)、お嬢さん、そしてお嬢さんの彼氏、の四人暮らし。
ちょうど私がお母さんとお嬢さんの年齢の中間くらいだったせいか、一家で親しく接してくれました。
夕飯に招いてくれたり(といってもご馳走ではなく普段通りの食事)、時には夫婦喧嘩の末にお母さんが拙宅に駆け込んできて、結局明け方まで女子トーク…なんてこともあったっけ。

また、以前私が会社勤めをしていたころは、朝布団を外に干し、お向かいさんに鍵を預けて出勤すると、暗くなる前に取り込んでおいてくれたものでした。
こちらのお宅も、親娘二世帯の大家族。
いっぱい作ったからどうぞ、とぬか漬けや煮物などを差し入れてくれたり、こちらも友人や親戚が送ってくれた果物や山菜をお裾分けしたり…と、通りを挟んで食べ物が行き交う間柄です。

こういうご近所付き合いが苦手な方もいらっしゃるでしょうが、転勤の多い一家で育ち地元意識が希薄な私には、とても新鮮に感じられます。

そして、今日は改めてこの界隈のディープさを実感する出来事がありました。
実は先週、ふとポストを見たら、何やら怪しい巻物が入っていて…



何じゃこりゃ? と広げてみると…



こんな掛軸(?)でした。
一緒に入っていたプリントには、「11月11日朝10:00、訓練のため玄関の外に掲げてください。掲げていない家は町会のスタッフが一戸ずつ訪問し確認します」とのお達しが。
たしかにこの辺りは高齢者の一人暮らしも多く、ひとたび災害が起きれば甚大な被害も予想されますので、日頃の備えは大切でしょう。
でも、日曜日の午前中なんて、お客さまのご来店もあるし絶対忘れちゃう!
というわけで、町会の皆さんにご迷惑をかけないよう、昨晩のうちに玄関ポストに装着完了しました。



さてさて、今朝ご来店のお客さまをお迎えするため最寄り駅に向かう途中私が目にしたのは、路地に面する各家の玄関先に掲げられた、この黄色い掛軸の群れでした。
幸福の黄色いハンカチか?と突っ込みを入れたくなるくらい、ほぼすべての家がぬかりなく「無事」をアピール。
地味な色調の町並みに、この派手派手なイエローは、かなり壮観です。

正直に言うと、「町会」とか「町内会」には戦時中の「隣組」(
住民相互監視組織)の暗いイメージがつきまとい、アレルギーの強い私ですが、苦しい時にお互い助け合える関係を日頃から地道に築いていく努力は大切だなと改めて思いました。
日曜日の朝から各戸をまわって「無事」を確認しておられた方々には、本当に頭が下がります。
町会のみなさま、ホントにお疲れさまでした

セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら



スポンサーサイト
コメント

管理者のみに表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。