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ウオノメでお悩みの方へ

2013.02.11.Mon.21:17
いったい何人のお客さまのウオノメを除去したんだろう…
このところ、ウオノメ施術のお客さまが立て続けにお越しになっています。
どのお客さまも、いわゆる「スピール膏」で患部とその周囲の皮膚が白化した状態でご来店。
もっとも重症のお客さまは、皮膚科で二ヶ月間以上治療しているにも関わらず悪化の一途をたどり、ついにウオノメの周囲の皮膚内部に炎症がおき激痛に苦しんでおられました。
痛みをかばうあまり重心移動が不安定になり、身体の他の部分にも悪影響が出始めています。
どうしてここまで悪化させてしまったの?と思わず絶句してしまいました。
こんな時いつも思うのですが、フラメンカは、とにかく我慢し過ぎると思いますしょぼん

弊社のフットケアは表向き角質ケアをうたってはいませんが、日常生活や体幹トレーニングに支障をきたすような場合は、裏メニュー(?)でタコ(胼胝腫)やウオノメ(鶏眼)のケアを承っています。
いわゆるフットケアサロンは街中にあふれていますし、綺麗な足になりたいというエステティックなニーズなら、スタッフが一名しかいない弊社でなくても…という思いもあります。
しかし、悩みに悩んで薬局や病院でスピール膏を入手し、「濫用」と言いたくなるような使用方法により健全な皮膚まで傷めつけているのを見るにつけ、もっと良い方法があるのに…と思わずにはいられません。

弊社のウオノメ施術は、まず「本当にウオノメであるかどうか」「除去してもよいかどうか」を見きわめることからはじまります(註1)。
除去する場合はフットバスの後専用のトリートメント剤(註2)で角質をマイルドに軟化させ、専用器具でウオノメの芯だけを取り除きます(註3)。
初期のうちにケアをすれば、あっけないほど簡単に取り除くことができます。

そもそもウオノメとは何でしょうか? そして、どうしてできてしまうのでしょうか。
ウオノメの芯の正体は「角質」です。
角質が異常に増殖してしまう現象を「角質肥厚」といい、このうち皮膚表面に比較的広範囲に発生し通常あまり痛みのないものをタコといい、増殖した角質が楔形の芯を形成し真皮内にまで侵入するものをウオノメとよびます。
ウオノメの痛みの大きさは、できた場所によって異なりますが、この芯が知覚神経を刺激することが原因となります。

「角質肥厚」とは、圧迫や摩擦を受けることにより正常なターンオーバー(註4)が阻害され「過角化」と呼ばれる症状が進行した状態です。
タコであれば剥がれ落ちる時期を過ぎても角質が皮膚表面にとどまり、どんどん分厚くなっていきます。
これに対しウオノメは、より局所的・機械的・反復的な刺激が原因で発生し、楔型の芯(腺)を形成します。
一度除去しても、根本的な原因が改まらなければ再発の可能性が高いため、ケアと同時に以下のようなポイントを見直し、危険因子を除去することが重要となります。

・ハイヒールや爪先の細い靴の長時間装用
・硬い床や砂利道など、局部的な刺激がかかりやすい場所での歩行/運動
・骨格配列の不良、間違ったフォームなどにより、足底圧がうまく分散できない状態での歩行/運動
・力みやすくリラックスしにくい体質
・皮膚の乾燥

こうしてみると、ドキッとするほど当てはまるポイントが多いのではないでしょうか。
フラメンコはタコンの高い靴を履いて硬い床の上で踊りますので、ウオノメとなかなか縁が切れない方も少なからずおられることでしょう。
私自身も、20代の頃にはいくつかウオノメがありました。
痛くて我慢できないほどではありませんでしたが、やはり気になったものです。
いま足裏をチェックしても、ウオノメはまったくありません。
当時と現在とを比較してみると、最も大きな違いはやはり靴と姿勢・フォームの改善だと思います。
ウオノメに対症療法的なケアを行うだけでなく、フィットした靴を履き、必要ならば調整により足底圧を分散させ、さらに姿勢やフォームを改善していく…
いくつかの方法を組み合わせ、根本的な原因をひとつずつ取り除いていくことが、ウオノメと縁を切る最良の方法だと思います。

ウオノメでお悩みの方は、どうぞお一人で悩まずにお気軽にご相談ください。
そして、スピール膏の濫用はやめていただきたいな、と切実に思います。


註1 : ウオノメに酷似したイボ(疣贅)の場合は、病院で治療を受ける必要があります(炭酸ガスレーザーによる蒸散療法、液体窒素による凍結療法、外科的治療、プレオマイシンの局部注射、等々さまざまな方法があります。最近はより後遺症の少ない高周波ラジオ波による治療も増えています)。イボは、タコやウオノメとは異なり、HPV(ヒトパピローマウイルス)による感染症です。誤った方法で患部を刺激すると感染拡散につながるため、注意が必要です。また、糖尿病性の血行障害/神経障害がある場合や、冒頭のお客さまのように炎症がある場合も、イボか否かを問わず弊社では施術をお断りし、医師の治療を受けることをお勧めしています。

註2 : 弊社で使用しているトリートメント剤は、Sixtus社のNagelschutz flüssigやBlue Cross社のCuticle Removerなどです。いずれも健全な皮膚を損傷する成分は含有されていません。

註3 : ウオノメの芯は、最後の最後まで取り切ってしまうと、しばしば出血します。
例えばドイツなどでは、フスフレーガー(フットケア施術者)に医師に準じる資格が認められており、処方箋を出すこともできますし、出血すれば医療的な対処が可能なため、出血させて芯を摘出するケースが多々あります。
日本ではフットケア施術者にこうした「医療行為」は認められていませんので、弊社もそこまでは行いません。
ただ、表面に突出したウオノメを取り除くだけでも激しい圧痛がなくなり、また周囲の健全な皮膚がクッションの効果を果たしてくれるので、動作に支障を来すことはなくなります。
スピール膏などに含まれるサリチル酸には強い角質軟化溶解作用があり、周囲の健全な皮膚まで障害されてしまうため、クッションの役目を果たせなくなってしまうことがしばしばあります。

註4 : 皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」という三層構造で成り立っています。
このうち表皮は、さらに①基底層、②有棘層、③顆粒層、④淡明層(手のひらと足裏のみにあります)、⑤角質層の五層構造からなり、周期的にターンオーバー(新陳代謝)を繰り返します。
ターンオーバーの出発点は、①基底層のケラチノサイト。この場所で細胞分裂により赤ちゃん細胞(=基底細胞)が生まれます。
これが上の②有棘層へと押し上げられて有棘細胞となり、さらに③顆粒層へと移行すると扁平な多角形の顆粒細胞へと変化していきます。有棘層は体内に侵入する異物を感知する働きをつかさどり、顆粒層ではケラトヒアリン顆粒が生成され紫外線をガードするとともにNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質を生成します。
④淡明層に達すると細胞は核を失って扁平化し、⑤角質層では細胞が死を迎え、ケラチノサイトはケラチンへと変質します。
角質は、やがて垢となって皮膚表面から剥がれ落ちていきます。
このプロセスを「角化」と呼び、健康な皮膚ではこのサイクルが4~6週前後の周期で繰り返されています。


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