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リラックス、してる? 1/2

2012.10.23.Tue.20:32

このところ立て続けに「リラックスが苦手」とおっしゃるお客さまがご来店されました。

Aさん「がーっと突っ走るのは得意だけど、休んでいるつもりが気がつくと何かしら動き回ってるの」。

Bさん「明日は早いから眠らなきゃと思うと焦って、かえってギンギンに目が冴えてきちゃうんです」。

Cさん「寝てる時でも身体が緊張してこわばってるらしくて、起きた時に肩に凄い力が入っててビックリしました」。

Dさん「故障や不調で病院にいくたびに、原因は過労って言われるんですけど、全然自覚ないんですよねー」。

いやはや、みなさんかなりのリラックス欠乏症です。
生きるって、大変だ…

とは言うものの、考えてみれば「リラックスが大得意」という人は、少数派なのではないかしらん。

とりわけフラメンコを踊られる方の中には、「辛いけどがんばるぞ」と苦行をみずから追い求める傾向が強いように見受けられます。
言わば、攻めの姿勢とMっ気がタッグを組んで、猪突猛進といった感じ。
無理なスケジュールでもエイヤッと気合いで乗り越えてしまったり、
休むことに罪悪感をおぼえたり、
やり抜くと決めたものを中断することに強迫的な不安を感じたり…

結局、身体が「もう無理~!」と悲鳴を上げてバターンと倒れるまで、オーバーワーク街道をひた走ってしまうのです

リラックスの得手不得手は、もちろんその方の個性も反映しますが、実は「技術」に左右される部分もとても大きいのです。
むしろリラックスが苦手だという自覚がある人にこそ、技術的サポートは重要な意味を持ちます。
テクニックには、心理学、脳生理学、精神医学、運動生理学、呼吸法をはじめとする身体操作法、そして寝具や医療器具などの外的な力…等々を組み合わせたさまざまなメソッドがあり、自分にもっともフィットする方法を見つけていただけると良いのですが、大多数の方に当てはまるリラックスへのスイッチのひとつが「呼吸」と「眠り」です。

以前、演出家・劇作家の野田秀樹さんが、「腹を抱えて笑う」という演技が苦手な俳優への指導として、腹筋を大きく動かす練習を指示したという話を聞いたことがあります。
はじめは心の底から笑えなくても、笑ったときの身体の状態を意識的に再現することで、だんだん可笑しくなってくる、楽しくなってくる…ということを目指したものだと思います。
入口は形や外見を真似ることであっても、内面を学ぶことにつながっていくんですね。

というわけで、緊張しやすい方は、一にも二にも深呼吸が大切です。
もちろんリラックスしていないと深い呼吸はできないのですが、深呼吸する身体のあり方を味わいながら、少しずつリラックスに近づいていけばいいのです。
やり方はとっても簡単。
目を軽く閉じて、楽な姿勢をとり、できるだけ深ーい呼吸を心がけます。
身体のどこかにこわばりがないか点検しながら、それがほどかれていくような気持ちで息を吐きましょう。
うまくいかないときは、硬く結ばれた紐がスルリと解けるようイメージや、氷が温かいお皿の上でジワーンと溶けていくビジョンなどを思い浮かべながら、トライしてみましょう。
あるいは、これまでに訪れたことのある気持ちのよい場所や、子どものころに遊んだ場所にいると想像してみるのもいいでしょう。
フラメンカの多くはイメージング力(=妄想力とも言う?)が豊かですから、言葉よりも画像や映像の方が楽に操作できると思います。
でも、映像のディテールまで再現しようとがんばらず、気持ちいいなあ…と思える空間でふわふわと漂うような感覚がベターです。
最初は、深呼吸ですら「がんばって深く呼吸しよう」と力む方が多く、空気が入っていかないのに無理にお腹を膨らませようとしたり、呼気が荒くなったりしがちです。
それでもOKたかが呼吸なんて、人間なら誰でもできることですから、完璧にやろうなんて思わないことです。

続けているうちに、バクバクしていた心臓も少しずつ落ち着いてきて、静かで深い呼吸ができるようになってきます。


目を閉じて深い呼吸をすることは、いつも外界に向いている関心を自分の内面に向けるのにも効果的です。
喧噪を離れ、心臓や血管を流れる血液の音、胃腸が動くリズム、…などに耳をすませましょう。
日頃は気づかない身体の不調や疲労などのメッセージも、キャッチしやすくなります。
ウトウトしかけたら、そのまま居眠りしちゃうのもアリ。
顕在意識を休ませ、潜在意識に心身を委ねる…たまにはそんな「無駄」な時間の過ごし方も悪くありません。

…いやいや、そうは言ってもなかなか寝つけないのよ、という超緊張覚醒系のアナタには、次回のブログで別のアプローチをご案内しまーす。


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