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足の3つのアーチ 1/2

2011.06.15.Wed.00:53
唐突ですが、人間の骨は、全身でいくつあるかご存知でしょうか?
実は、人によって骨の数は若干違います。
でもたいていの人は、全身で206の骨があるといわれています。

では、足(脚は含めず足首より下の部分だけ)にはいくつの骨があるでしょうか?
答えは、通常片足で26(種子骨を含め28とする数え方もあります)、両足で52。
足首から下のこの小さな部分に、なんと全身の4分の1の骨が密集しています。

ひとつひとつの骨は、とても小さいピース。
それらが立体パズルのように絶妙に組み合わさって、足を形作っています。
地面と身体の間に挟まれた足は、小さいながら重労働をこなしています。
足にかかる負荷は大きく、小さなパーツが連携して働いてくれるからこそ、私たちは立ったり歩いたり踊ったりできるんですね。
こうした仕事を機能的にこなすための仕組み、それがアーチ(足弓)です。

アーチは、片足に3つ備わっています。

      ・横アーチ
$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


      ・内側縦アーチ(土踏まず)
$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


      ・外側縦アーチ
$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


各々のアーチについての詳細な説明はここでは割愛しますが、これらのアーチによって、以下のことが可能になります。

     ①立位の安定
     ②運動時における地面と身体の間のエネルギー変換
     ③衝撃吸収

①の説明については、カメラ等をセットする三脚の例がよく用いられます。
人間が二脚でバランスよく立つために、足の中に三脚が必要が必要だった、というのは何とも興味深い話です。
この三脚はまた、凸凹の地面や坂道を歩くときにも活躍します。

②については、足の中のバネ、という比喩がしばしば使われます。
これはフラメンコのサパテアード、たとえばドブレゴルペなどを思い浮かべれば、理屈抜きに実感できるでしょう。
足が地面を打撃すると、地面から押し返してくる力=「床反力」が生まれます。
床反力は足のアーチを経由し、次のゴルペを促すエネルギーに変換されます。
もし足にアーチがなく、たとえば一枚の板状の骨でできていたとしたら、おそらくバイレ・フラメンコというアルテは成立しなかったに違いありません。
なぜならバイレ・フラメンコは、足裏を通じて地球のエネルギーと交信する踊りなのですから。
そして、バイレ・フラメンコに求められる粘りやキレといった時差(緩急)を生み出すためには、アーチの作用が不可欠なのです。

③は、足のクッション機能ないしサスペンション機能などと呼ばれます。
地面から衝撃を受けると、アーチはわずかに形を変化させて免荷します。
もしこの作用によって衝撃が和らげられなければ、私たちは歩いてもすぐに疲れてしまいますし、身体の重要な部分(例えば脳や心臓など骨に覆われているところは、衝撃に弱い部分です)に負荷がかかってしまい、やがては故障を招いてしまいます。
こんな小さな足が、全身の健康をまもっているんですね。

このように、身体の健康にとってもフラメンコを楽しむ上でも大切なアーチなのですが、とりわけ近年アーチの乱れ・沈下が声高に叫ばれています。
次回は、アーチをめぐるトラブルについてご紹介します。
(つづく)


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