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よいお年を!?

2012.08.19.Sun.17:07
久々に髪を切りました。美容院に行くのは、ほぼ半年ぶり。
ふだん放置し放題なので、カットしてもらうと床の上に猫が寝ているのか?と思うほどの髪が積み上がります。
少年のような甘いマスクに似合わず毒舌の美容師Sさんから「今回は三人前くらいですかねー」と言われてしまいました。

振り返ってみると、Sさんとのお付き合いはかれこれ10数年になります。
当時は、藤原紀香ヘアを手がけた5th dimensionなどのヘアサロンがもてはやされ、カリスマ美容師なる言葉が一世を風靡した時代。
街を行く女の子たちが、似合おうが似合うまいがみな同じようなヘアスタイルで、個人的にはかなり強烈な違和感がありました。

そのころからキチンとした格好が苦手だった私は、美容師さんにオーダーする際、いま思えばすごく失礼なお願いをしていました。
「あまりきちんと揃えないでください」「ちょっと雑にやってください」「シャギーは入れないで」「ムラがある方が好き」…etc.
そうは言われても、やっぱり綺麗に整えなければ気がすまないのが、プロの美容師さんたち。
終わってみればやはり不満の残る仕上がりで、帰宅後に自分で手直しすることもしばしばでした。
そんな折、友人の紹介で、当時通っていたフラメンコスタジオの近所にある美容室をふらりと訪ねたのが、Sさんとの出逢いです。

おそらく、お互いに好きなテイストが似ていたせいもあるのでしょう。
初めて自分で手直ししなくても、充分に「雑」で「ラフ」なヘアスタイルにしてくれたのが、当時まだ20代前半だったSさんでした。
くせ毛みたいな不揃いの髪にするため摩訶不思議なロットの巻き方を考案してくれたり、アトピーの私のためにパーマ液の調合を工夫してくれたり、カラーの際には自然なムラを出すために何段階もの時間差で、かつコームを使わず手で調整してくれたり…
彼が私の髪をいじりはじめると、「一体何が始まるの?目」と遠巻きに若いアシスタントたちが覗き込んでいるのが、鏡越しによく見えたものです。

周囲からは天才肌の超感覚人間のように思われていたSさんですが、根は大変な努力家で勉強家であることを、何回か通ううちに私はしみじみと実感することになりました。
彼は、その店に就職する前、当世流行の最先端であったヘアサロンで働いていました。
そこで、連日「芸能人の○○さんみたいなヘアスタイルにしてください」というオーダーをこなし、鋏をさばいていたそうです。
しかし、現在流行中のテクニックでは中高年のコシのない髪質をきちんと形作るようなカットはできないことを自覚し、ウィッグや本を買い込んで、来る日も来る日も自室で練習に励んだと話してくれました。
そのためか、どんなに無手勝流のように見える手法にもブレない軸があり、彼に整えてもらったスタイルは、不器用で面倒くさがりの私でも短時間でカンタンに再現でき、髪の傷みも格段に減りました。

当時からお店ではトップスタイリストだったSさんですが、その後あれよあれよと言う間に「出世」し、高田馬場店から表参道店へ、そして今年ついにそのサロンの総本店である青山店の店長になってしまいました。
そのたびにスタイリスト指名料も上がるのですが(泣)、義理堅く(?)今日に至るまでお世話になり続けています。
「この雑っぽさはSさんじゃないとできないから、他のお店にはなかなか行けないんだよね」と言うと、「ホントに褒めてる?」と切り返されますが、ホントにホントに褒めてますwビックリマーク

帰りがけにSさんから「よいお年を!」と挨拶され、私も、彼の横にいるアシスタントさんも、はい?と一瞬点目( . .)(. . )になりました。
そっか、半年に一回とすると、今年はもう来ないかもしれないもんね。
「時間がとれたら来るけど、来年になっちゃうかもね」と言うと、「大丈夫、半年くらいはもつように切っときましたグッド!」というお返事。
相変わらず、よく判っていらっしゃる…サスガです。
私よりちょうど10歳若いSさんですが、こういう人をプロフェッショナルって言うんだろうな、と尊敬。
本人の前では絶対言ってあげないけどね、ははは…

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