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靴と履物のミュージアム

2012.04.14.Sat.01:36
数年前、ドイツ・オッフェンバッハにある皮革博物館を訪れる機会がありました。
古今東西の革製品と革靴を収めた膨大なコレクションに、ひたすら圧倒されました。
あまりに面白かったので、日本に戻ってから世界各地の靴や履物のミュージアムをネットで調べてみたところ、名だたるミュージアムと並びなんと日本にも「日本はきもの博物館」なる場所があるではありませんか。
いったいどんな所なんだろう、いつか行ってみたいなあ…
そんな数年来の夢が、今回の旅でようやく叶いました。

「日本はきもの博物館」は、日本の履物約11,000足、世界の履物約2,000足を収蔵する大きなミュージアムです。
いくつかのフロアに分かれており、それぞれのコンセプトに基づいた展示を見ることができます。
いやあ、これが想像以上にすごかったビックリマーク
ひとつのフロアだけでも、じっくり見ると一日がかりになりそうな充実ぶりです。

最初のフロアには、日本古代の労働履物、草鞋、草履、下駄、皮沓、足袋、明治以降に日本に入ってきた靴などが、ところ狭しと陳列されています。
ただ並べられているのではなく、時代や用途といったテーマ別に展示ブロックが分けられ、それぞれに丁寧な解説が付されているので、最後まで飽きさせません。
個人的には、縄文人の足型↓がとても興味深かったです。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

珍しいところでは、忍者が水の上を歩く際に使用したとされる円形の履物(「ミズグモ」というらしい)の複製までありました。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

↑これがミズグモ。履物っていうより乗り物みたいですけど…。

次のフロアでは、古今東西の履物が、地域や時代ごとにていねいに整理されています。
紀元前のエジプトやギリシア・ローマ時代のサンダルから、ビザンチンのソフトな革靴、ゴシックのとんがり靴、ルネサンス時代のコロンとした靴、バロックやロココの意匠をこらした靴を経て、曲線を強調したアールヌーボー、足の甲をすっきりと見せるアールデコスタイルへと至る靴の歴史が概観できます。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

↑これは、バッスルスカートが大流行した19世紀後半の靴。
刺繍飾りなど非常に手がこんでいて、まるで工芸品のようです。
私の好きなボタンアップやレースアップのブーツもあり、こんな靴作りたいなあドキドキと思いながら眺めました(履く機会ないけど)。
また、北米原住民族のモカシン、中国の纏足、インドの下駄、シリアの高下駄、トルコのサンダル、オランダの木靴、…果ては人類が初めて月面に降り立った宇宙靴までが展示されていて、非常に見応えがありました。

最後のフロアでは、著名なスポーツ選手たちが履いた靴や、彼らの足型が展示されています。
スポーツシューズがどんどん機能的に進化し、また選手の個性に合わせて変化していったことが、よくわかります。
高橋尚子さんのマラソンシューズやイチロー選手のスパイクシューズなど、一点一点にその人らしさが現れていて、とても興味深かったです。
ジャイアント馬場さんの靴は…やっぱりすごく大きかった!!
十六文キック(本当はアメリカサイズの「16号」キックらしいですけど)は相当効いただろうなー…

常設ミュージアムでこの規模とクオリティを維持できているのは、関係者・支援者の方々の並々ならぬ努力によるところが大きいでしょう。
展示品の一部はネット上でも見ることができますが(→コチラ)、機会があったらぜひ実際に足を運んでみてください。

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東京近辺にお住まいの方なら、以下もオススメです。
いずれも比較的小規模ですが、内容は大変充実しています。

クツのオーツカ資料館
靴だけでなく、マシンや工具も展示されています。
アンティークのマッケイ機(底付用ミシン)は、インテリアとして飾っておきたいくらいかっこよし。
世界各地のバリエーション豊かな靴たちは、眺めているだけで楽しいです。

皮革産業資料館
台東区産業研修センター内にあります。
スペースは広くありませんが、靴作りの工程をおさめた映像資料や書籍などもあり、靴への関心を高めてくれます。
同じ建物内には、未来の靴職人たちが集う「台東分校」もあります。

世界のカバン博物館
世界各地のカバンを集めた博物館で、2年前にリニューアルしました。
質・量ともに、一企業が主宰するミュージアムとは思えないほどの展示内容です。
見ているだけで、欲しくなるバッグがいっぱい(←モチロンすべて非売品ですが)。

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というわけで、お休み中もどっぷり靴にはまっていた私。
明日から(もう今日になっちゃった)フィッティングルーム再開です。
ご来店、お待ちしておりまーす。

宝石紫セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら
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