スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

営業日のお知らせ

2012.12.31.Mon.02:36


元日より1月3日まで、フィッティングルームを休業いたします。
また、1月8、9日は臨時休業とさせていただきます。
..................................................................................................

12月はイベントなどもあってバタバタしていたため、大掃除も年賀状もまだ手つかず。
むしろ、普段やっているレベルの掃除すら手が回らなくなっていて、何となく気分が悪いw(>_<)
すごーく気になっていた換気扇とその周りの壁だけ、先ほど磨きました。


ホントは枠から外して丸ごと洗浄したかったのですが、夜更けに音をたててはまずいので羽根までしか磨けず、やり残した感が新たなフラストレーションに…。
元日から、がーっと大掃除をスタートすることになりそうです。

そうそう、大掃除といえば…
お掃除グッズの定番ともいえる、メラミン樹脂スポンジ「激落ちくん」。
今日の換気扇掃除でも大活躍してくれたのですが、改めてこのコって偉いなーと思いました。
洗剤なしに水だけで汚れを落とす機能性はもちろん、相手を傷つけず自ら摩耗しながら磨き上げる健気さに…くー、泣けてきます



こんな笑顔を浮かべながら身を削って働く激落ちくん、なかなか真似できることじゃないよね。
ボロボロになってもなかなか捨てられず、最後の最後まで使い切ってあげようと思ってしまいます。
そんなわけで、台所の片隅にいつも使いさしの激落ちくんが転がっている拙宅なのですが、新年はこのコたちと一緒にお掃除をがんばろうと思っています。


スポンサーサイト

そしてNoviaがゆく♡

2012.12.28.Fri.23:32
今日は、お客さまから嬉しいお便りをいただきました。
弊社で靴をオーダーされ、その後フットケアに定期的に通っていただいているTさん。
羨ましいほどスリムなプロポーションなのですが、スタート当初は立ち姿が不安定で、常に身体のどこかがこわばっていてしなやかさに欠ける印象がありました。
横アーチが沈下した開張足で、母趾球に強い痛みがあり、以前はフラメンコのレッスンが終わるやいなや靴を脱がなくてはならないほどだったといいます。
姿勢の癖により脊柱のS字カーブが不自然に引き延ばされ、ストレートネック・巻き込み肩による強い肩こりもお持ちでした(Tさんの巻き込み肩改善の様子については、以前にもブログでご紹介しています)。

一見マイペースなのんびり屋さんのようでいて、おそらくフットケアに通われるお客さまのなかでも一、二を争う努力家Tさん。
ご本人は「面白いから続いてるだけで、努力しているという感覚は全然ないんですけど」とおっしゃるのですが、肩の力の抜けた取り組み方が、きっと結果にも繋がっていったのでしょう。
体幹を意識するようになってから、職場のエレベーター内での姿勢チェックが日課になり、「お腹周りをやたら触る癖がついちゃいました」と笑いながら教えてくださいました。
通いはじめて数ヶ月もすると、ご本人自ら「ちょっとお腹触ってみてもらっていいですか? すごく腹筋がついて自分でもびっくりなんですけど」とおっしゃるほどボディラインが引き締まり、機能美をそなえた隙のない姿勢へと変化していきました
同時に、母趾球の痛みが軽快し、プランタ部分に
いつも鎮座していた大きな胼胝腫(タコ)がほとんど消え、アーチ部分で荷重を支えられるようになってきました。

そして先月、めでたくご結婚されたTさん
新婚生活が始まると、しばらくフットケアもお休みせざるをえないため、今年最後の
フットケアの折に「ご希望のトレーニングは何かありますか?」と伺ったところ「ハイヒールのウェディングシューズできれいに歩けるようになりたいです」とのお申し出がありました。
実は、ハイヒールウォーキングは、裸足やフラットシューズでの歩行にくらべ、さらに体幹の引き上げが重要になります。
加えて、長いドレスや高いヒールを上手くさばく所作やテクニックも必要です。
狭いフィッティングルームで、テーブルと椅子を部屋の隅によけてスペースを作り、二人でバージンロードを歩く練習を何度も繰り返しました。

今日いただいたお便りは、以前私がお願いしていたフットケアに関するアンケートへのご回答としてお送りくださったものです
(このアンケート回答についても、いずれまとめてご紹介したいと思っています)
そのなかに、こんな一文がありました。

ちょうど11月12月に結婚式・披露宴を終えたのですが、
カメラマン、お客様など、皆様から
「姿勢がよくてかっこいい!」「アスリートの体型だ!」
と花嫁らしからぬ?おほめの言葉をたくさん頂きました。(笑)

思わず快哉を叫びたくなるような褒め言葉ですよね。
私が褒められたわけでもないのに、なんだかとっても嬉しくなりました。

Pesoのある凛々しいNoviaになりたい方、ぜひ弊社のフットケアで「花嫁修業」をなさってみてはいかがでしょうか
ただし、Novioは自力で見つけてきてくださいね(笑)

セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら




Novioがやってきた!

2012.12.27.Thu.23:45
このブログに何度かご登場いただいている、京都のフットケア女子Mさん。
足トラブルのためフィッティングルームに通ううち、東京で運命的な出逢いを果たし、このたびめでたくご婚約とあいなりました
お相手は、東北地方を拠点に被災地支援を行っている、イスラエル人の超絶好青年Yさん。
前回のブログでもチラリとご紹介しましたが、「27日は彼女の誕生日だから、フラメンコシューズをプレゼントしたいんです」と、過密スケジュールの合間を縫ってフィッティングルームに足を運んでくださいました。



彼がどんなに優しい人か、どんなに彼女を大切にしてくれるか…
かねがねMさんからおノロケをいっぱい聞かされていたのですが、それが決して誇張ではないことが、実際にお会いしてよく判りました。「一番得意なのは東北弁なんですけど…」といいつつ、流暢な日本語で自己紹介。
現在は活動拠点を仙台に置き、被災地でPTSDに苦しむ人々のためのメンタルケアを行っているそうです。
原発事故のため高濃度に汚染された地域で、屋内に閉じこもって過ごさざるを得ない子どもたちや、その親御さんたちとの交流の様子を、静かに語ってくださいました。

そして、いよいよプレゼント選び。
たくさんの革サンプルを前に「僕の中で、Mちゃんのイメージは紫色なんだ。でもこういう色じゃなくて…そう、この色!」とほぼ即決。
早っ
さすが、電撃婚
する人はブレがないなあ(ブレまくる我が身を振り返り、なんとなく納得
思えば、京都で暮らす日本人の女性と仙台で暮らすイスラエル人の男性が、新宿で出逢って恋に落ちるって、すごいレアな確率ですよね。
縁ある人万里の道を超えて…とは言うものの、改めて「縁」の不思議さを感じます。

というわけでMさん、彼からのとびきり素敵なプレゼント、楽しみに待っててくださいね。
そして、お二人の末永き倖せを心よりお祈りいたします

セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら


ギフト

2012.12.26.Wed.00:13
クリスマスフェアが終わり、今日は終日残務整理に追われました。
弊社の月締日とも重なり、銀行に行けば長蛇の列、道路は渋滞、メールの受信箱はパンク寸前…。
世間はクリスマスなのに、昨日までと同じくカロリーメイトをかじりながら駆け回っている私。

そんななか、今日は心温まる「ギフト」との出逢いがありました。
ひとつめはこちら。



今日、フェアの残務整理のためにsoup of he(r)artさんを訪ねた際、ディレクターのTさん+スタッフの皆さんから、ステキなプレートをいただきました。
ショップでもお取り扱いのある、D-dueというスペインのブランドのものです。
手描きのイラストとぽってりとした肌合いが可愛らしく、三色あるうちから「お好きな色を」と訊ねられ、迷わずブルーを選びました。




soup さんのブログによると、ブルーは食欲減退色のため飾り皿に良いそうなのですが、ちょっと減退してもらわなくちゃヤバいくらいの食欲の持ち主ですから、もちろんお料理を盛らせていただくつもりです
Tさん、Nさん、Sさん、どうもありがとうございました

ふたつめはこちら。
以前もブログでご紹介した、お風呂で落書きができ、簡単に落とせる不思議なクレヨンです。
残念ながらスポンジのついたセットは好評で売り切れてしまったそうですが(近日再入荷予定)、友人の娘にあげようと買い求めました。
ラッピングする前に、記念撮影しとこっと




みっつめは、詳しいご紹介は差し控えますが、今日とてもステキなお電話をいただきました。
あるお客さまの「彼氏サン」からです。
彼女にフラメンコシューズをプレゼントしたいとのご希望で、明日革選びのためにご来店されることになりました。
サプライズギフトになるんだろうなあ…
すごーく愛されてるんだなあ…
こちらまであったかーい気持ちにしてくれる、とびきりステキなギフトですね。

最後は…自分から自分へのギフト。
仕事の合間に、表参道ヒルズ内のはせがわ酒店さんに駆け込んで購入しました。
大晦日までノンストップで走り続けるには、栄養ドリンクが必要なのです。
うふふ…


フィッターの気がかり

2012.12.24.Mon.01:00


怒濤のフェア三日目をようやくクリアし、今しがたようやくペドカルテの整理が終わりました。
今日は、ちょっと気になるお客さまが、何人かお越しになりました。

お一人は、足裏が痛いと訴えるお客さま。
痛みの部位や種類を伺うと、モートン病の初期症状に酷似しています。
骨盤に独特の偏りがみられ、脚の長さが左右で異なる「脚長差」があります。
いわゆるXO脚のため、重心が真っすぐに落ちにくい立ち癖もお持ちです。
足は、横アーチが沈下し、小ゆび側に荷重が流れがち。
適切なアドバイスを差し上げたいと思うのですが、日本の法律では診断・治療行為を行うことができるのは医師のみで、靴屋にはそれが許されていません。

もうお一方は、やはり足裏の踵の辺りが痛いとおっしゃいます。
足底腱膜付着部を軽く押すと、かなり強い刺激を感じるとのこと。
こちらも、足底腱膜炎(踵骨棘)を疑ってよい訴求なのですが、レントゲンをとってみないと何とも言えません。
重大な疾患等が隠れている可能性もあるからです。

「痛みが続くようなら、足専門外来のある整形外科を受診されてはいかがでしょうか?」
「気になるようなら、皮膚科で診てもらえます」
靴の仕事を始めてから、こうした台詞を何度口にしたことか。

しかし、実際に病院を受診されたお客さまから、こんなご感想が返ってくることも多いのです。
「フラメンコを辞めなさいと言われた」
「インソールを作ってもらったけど痛みが引かない」
「セカンドオピニオンもとったのに、診て欲しいところをきちんと診てくれない」…
重症の患者さんが大勢来る病院では、こうした訴えが軽んじられがちなのは致し方のないことかもしれません。
ヒールの高い靴を履いて踊ったり歩いたりしていれば痛くなるのは当たり前、治したかったら原因を無くすしかない…そんな風に医師から告げられた方もいらっしゃいました。
「でも、フラメンコのない人生なんて、私には考えられないことなんです」とそのお客さまは肩を落としておられました。

結局、そうしたお客さまの多くが、弊社で定期的にフットケア+体幹トレーニングを受けられ、痛みが軽快したり、ドクターストップが解除になるなどの改善が見られます。
私たちフィッター(トレーナー)は、痛みのある部位の「治療」=対症療法ではなく、全身状態を拝見して歪みを「補正」するトレーニングや、患部をさらに悪化させない靴選びのお手伝いをしています。
それは単に、私たちに治療行為が許されていないからだけでなく、大元の原因を改善・除去するためには、こうした地道な努力が不可欠だと考えるからでもあります。

今日のお客さまにも、整形外科の受診をお勧めするとともに、悪化要因と考えられる姿勢や生活習慣の改善アドバイスを行いました。
ちょっとした重心の置き方の違いで、足への負担が随分変わることに驚かれるお客さまもいらっしゃいました。
残念ながら1、2時間のフィッティングだけでは、お客さまに完全にお伝えするのが難しいことは否定できません。
毎回、「あれで良かったのかな?」「病院に行ってくれるかな?」と後々まで気がかりです。

どんな仕事もそうでしょうが、靴のフィッティングにも「これで万事OK」というスッキリした答えはなかなか見つかりません。
華やかで楽しいフェアですが、毎晩「宿題」を抱えて帰ってくる…そんな気分です。

そんなクリスマスフェアも、残すところあと一日。
明日は、午後と夜に少し空きがあるようです。
ご予約はsoup of he(r)artさんまでお気軽にご連絡くださいね。



フェア二日目

2012.12.23.Sun.00:39
昨日に引き続き、クリスマスフェア二日目に突入。
あいにく朝から冷たい雨が降りしきっていましたが、終日ひっきりなしのフィッティング。
ようやくランチにありついたのは、夜6時半を回ってからでした^^

というわけで本日も私は撮影する余裕がなく、soup of he(r)artさんのブログから画像をパクらせていただきます。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


明日は今日以上の過密スケジュールで、午前中から夜8時までご予約がびっしり。
カロリーメイトを持参せねば!!
24日はまだ空きがありますので、ご関心のある方はsoup of he(r)artさんにお問い合わせくださいね。

そして、私自身が欲しいsoup of he(r)artさんの商品がコチラ。

o0336044812341841769.jpg


お風呂の壁にお絵描きできる「おふろ de kitpas」=パラフィンなどから作られた、水拭きで簡単に消せるクレヨンです。
口紅と同じ原料なので万一口にしてもOKだし、水拭きで消せるのにお湯には溶け出しにくいという特性も合格
湯船に落としても浮き上がるため、小さなお子さんが拾おうとして溺れるリスクも軽減しています。
私には子どもはいないのですが、落書きしたい!!という童心が無性によみがえってきます。
チョークアートのように、窓に落書きするのも楽しいだろうな。

このほか店内では、サンプルセールや各ブランドの春夏コレクションの予約会が同時開催されていて、超絶可愛いものだらけ…思わずミイラ取りがミイラになりそうで怖いです(笑)

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


というわけで残りあと二日、いろんな意味で気を引き締めてがんばらねばグッド!

宝石紫セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら

クリスマスフェア始動

2012.12.21.Fri.23:55
本日より、soup of he(r)art 表参道店でのクリスマスフェアがスタートしました。
午前中~夜20:00までひたすらフィッティングに追われ、写真を撮るどころではなかったので、詳しくはsoup of he(r)artさんのブログをご覧ください。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


この画像も、上記ブログより拝借しました。

今日は、二組の仲良し母娘さんを含む数名のお客さまのフィッティングをしました。
うちお一人はレッスンの経験をお持ちの方でしたが、他は皆フラメンコとは縁のない方々です。
釘がびっしり打たれた見慣れない靴底や、タイトな履き心地に、最初はちょっとびっくりしたご様子。
でもだんだん乗ってきて、しまいにはフロアでちょっとしたウォーキングレッスンがスタート。
皆さん本当にご熱心に、靴選びを通してご自身の身体と向き合ってくださいました。

明日も午前中から予約が埋まっています。
天気予報によると寒くなるそうですが、表参道の一角は、しばらく「熱い」日が続きそうです。
(24日はまだ予約受付中です。
詳細は、soup of he(r)artさんにお問い合わせください。)

宝石紫セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら

栃木レザー

2012.12.13.Thu.01:47
かねてから見学を希望していた、日本屈指のタンナー(皮革素材製造業者)栃木レザーに行ってきました。
以前から靴学校の師匠や仲間たちと進行していた企画なのですが、今回は仲間の一人が取り持ってくれた縁で東京都皮革技術センター所長・Yさんが同行してくださいました。
さらに現地では、栃木レザーのIさんがつきっきりでガイドしてくださり、なんだか申し訳ないほど贅沢な見学会となりました。


タンナーの仕事は、一言でいえば腐敗しやすく脆弱な「皮」を、耐久性と柔軟性を併せ持つ「革」へと化学的・物理的に変化させること。
動物から剥ぎ取られた皮(=原皮)は、下のような複雑な工程を経て、メーカーや職人たちが使う素材になっていきます。

①水洗い
②背割り
③石灰漬け・
脱毛
④フレッシング(余分な脂肪を取り除く)
⑤脱灰・酵解(石灰漬けでアルカリ化した皮を中和する)
⑥タンニン鞣し(植物タンニン溶解液の入ったピット槽に漬け込む)
⑦水絞り
⑧加脂(革に柔らかさと艶を与える)
⑨セッター(革を伸ばす)
⑩乾燥
⑪革漉き(厚みを整える)
⑫再鞣し・染色
⑬セッター(革を伸ばし、脱水する)
⑭ハンドセッター・手伸ばし(さらに職人の手技で革を伸ばしていく)
⑮味取り・乾燥(水分をとばし、乾燥させる)
⑯バイブレーション(専用の大型機械を用いて、革に柔軟性を与える)
⑰塗装(革表面に艶と色を与え、耐久性をアップさせる)
⑱アイロン・仕上げ(専用機械やアイロンで表面の光沢を出したり、型押しなどを行う)
⑲計量
⑳梱包・出荷



原皮の状態


完成。奥で出荷の準備中。



栃木レザーの生み出す革が高く評価されているのは、上記のどの工程においても高い技術と時間と手間を惜しみなくかけているからですが、なかでも⑥はその白眉と言って良いでしょう。

同社では鞣し剤にブラジル産のミモザを用い(一部の革にはケブラチョというウルシ科の植物も用いるそうです)、その粉末を地下からくみ上げた水に解いて原皮を漬け込んでいます。

o0665092312327740937.png


画像は、タンニン樹液を張ったピット槽。
全部で160(1ブロック40ピット×4ブロック)もあり、濃度の低いピットから高いピットへと約20日間かけてゆっくりと浸し渡します。
この作業により、コラーゲン繊維が結びつけられ安定します。
もともとは動物の身体の一部であった皮は、このように植物の力を借りて、防腐性、耐熱性、対薬品性、強靱性…といった新しい生命を吹き込まれ、革へと生まれ変わるのです。

こうした技術は、伝承の努力なしにはあっという間に廃れてしまうもの。
『図説「最悪」の仕事の歴史』(トニー・ロビンソン著  原書房  2007年)によると、ローマ時代~ヴィクトリア王朝時代の英国に存在した仕事のうち、「あらゆる時代を通じて最悪の仕事」はタンナーなのだとか。
力仕事、汚れ仕事、危険作業、そして低賃金で退屈、というのがその理由。

栃木レザーの作業環境は、タンナーのなかでは破格に美しいのですが、それでも原皮が発する強い匂いや、冬場も袖をまくりあげて冷水を扱う苛酷さ、ちょっと間違えれば大きな事故に繋がりかねない危険な作業現場に接すると、その大変さを改めて痛感します。
とくに匂いは冬場でもかなり生臭く、服や髪にしみついた匂いが周りの人に嫌がられないか、帰りの電車でも気になってしまうほど。
これまでにもタンナーを訪れたことは何度かありますが、毎回この匂いに接するたびに、職人さんたちの仕事に頭が下がります。

しかし、栃木レザーの現場では若い職人さんたちもいきいきと働いていて、仕上げ工程では女性の姿も見かけました。
この仕事に魅力と誇りを感じ、自ら選びとっていく若い世代の存在は、本当に貴重。
狭い意味での「皮革業界」だけでなく「革文化」の担い手として、次代を創っていく人々だと思います。
先輩職人の技を受け継ぎ無心に仕事に打ち込むストイックな表情には、密かな自負のようなものが滲み出ていて、何だかとてもまぶしく見えました。

タンニン鞣しの革は、靴ならば主に本底(靴の外側から見える底)や中底(インソールを剥がすと見える底)など、「縁の下の力持ち」の部分に使われます。
他にも、バッグ、ベルト、コインケースなどの革小物、…などなど用途は多彩ですが、いずれも実用にかなう丈夫さが求められるものばかり。
なかでも手塩にかけて鞣し上げた革は、靴を作っている時の手触りも、仕上がった後の使い心地にも、歴然とした違いがあります。
そして、なにより「気品」のようなものが感じられます。

それは、原皮を提供してくれた動物たちの生命、鞣し剤となる植物たちの生命、そして骨身を惜しまず重労働に打ち込む人々のたゆまぬ営み、…そうしたかけがえのないものたちの結晶だからでしょう。

Yさん、Iさん、そして栃木レザーの皆さん、
さらに企画してくださったT師匠とMくん、
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら

還暦ピンク

2012.12.12.Wed.01:14
「実は私、来年で還暦を迎えるんですよ」
ご注文の際、そんな風におっしゃっていたOさんの靴が、先日スペインから届きました。
とてもそうは見えない若々しさで、カンテもバイレもこなすカッコいい女性です。

これまで、合わない靴によるトラブルをお持ちだったOさん。
左右のサイズが異なるため、それぞれの足にぴったりフィットさせた靴に変えて以来、巻爪や腰痛も解消したとのことで、ご注文は今回が4足目。
いずれも、ホールド感がお気に入りのカルメン(紐靴タイプ)の革違いオーダーです。

とはいえ今回の靴、以前オーダーされた3足とはまったくの「別キャラ」。
これまでの靴はみな、黒やキャメルなどのシックなオトナ顔だったのですが…

「還暦だから赤っていうのも何だし、テンションの上がる色にしようと思って」

選んだ一足は、何と、超ラブリーなフクシア×アイボリーホワイト。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


可愛いビックリマーク 可愛いビックリマークビックリマーク 可愛すぎるwビックリマークビックリマークビックリマーク

実際に足入れしてみると、パイピングのアイボリーがほどよく効いて、しっくりと素肌になじみます。
この組み合わせ、意外と幅広い年代の方に、嫌味なく履いていただけるのではないでしょうか。
私にとっても、嬉しい「発見」でした。

靴は人生を入れて運ぶ器だと、私は思っています。
だから、ショーウィンドウを飾っている靴たちは、まだまだ「未完成」。
履く方の足許におさまり、身体の一部になってようやく「完成」するのだと。
還暦からの人生を、こんなキュートな靴で楽しく歩んでいかれるOさん。
ステキだなあ… 私もそんな風になれるかなはてなマーク

そして本日、Oさんからこんなメールが届きました。

「仲間内にバカウケです。
あまりにもみんなに見せすぎてFace bookにupする意味がなくなりました。」


こんなすてきな「先輩」を拝見していると、歳を重ねるのが楽しみになりそうです。
Oさん、ホントにありがとうございました。
これからもよろしくお願いしまーすドキドキ

宝石紫セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら

クリスマスフェアのご予約状況について

2012.12.11.Tue.04:30
この数日ブログでもご案内している、12月21~24日のクリスマスフェア。
今回は、フラメンコシューズではなく、外履き靴としてのオーダー会となります。
この期間のフィッティングご予約は、soup of he(r)artさんにお問い合わせくださいね。
soup of he(r)artさんのブログを見ると、ご予約状況が一目で分かるようになっています。

さぁ、自分へのご褒美何にする?

ブログの☆Director's comment☆では、足にフィットした靴を履くことがどんなに大切かについても、ご自身の体験をふまえて熱く語られています。

今回のフェアのお話も、おそらくもともとは「フラメンコシューズって、意外と可愛くてお洒落」という切り口からのアプローチだったのではないかと思います。
でも、たった一度の計測・フィッティングをご体験くださっただけで、その重要性をしっかりとご理解いただき、お客さまにも情熱をこめてご案内くださる誠実さに、改めて感謝と感動の気持ちでいっぱいになります。

さて、ご予約状況を見ると、21~23日はもうかなり埋まり始めているみたい。
さすがにイブは、まだまだ空いておりますねー(笑)
デートの途中でお立ち寄りいただき彼からプレゼントされるも良し、‘ぼっち’の方はご自分へのギフトとするも良し、もちろんちょっと覗いてみるだけでも大歓迎です。
ぜひ遊びにいらしてくださいね。

さーて、私はこれからまたひとがんばりして、フェアの準備にいそしみます…
(p.-)nemu~

セノビージャ・ハポンの公式サイトはこちら

 | HOME | Next »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。