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革いろいろ

2011.12.30.Fri.02:16
セノビージャの靴(アッパー)に使われる革は、
①表革
②裏革(スエード)
③ヌバック
④その他(パテント・ラメ加工・型押し・ハラコ調)
の4つに大きく分けることができます。

弊社の靴の価格は、この革の違いによってのみ決められており、その他の仕様変更には費用がかかりません。
足長差(左右の足の大きさが違う)などによるサイズ変更や、爪先を拡げる・踵を小さめにするなどのオプションも、すべて定価に含まれています。

「どの革がいいんですか?」というご質問をしばしばいただきます。
目的、お好み、足のタイプ等によって「正解」はお客さまごとに異なりますが、その判断基準のひとつとして、今日はそれぞれの革の一般的特徴についてご紹介したいと思います。

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              ①表 革

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


弊社の表革は、「ボックスカーフ」と呼ばれる仔牛革の一種。
牛革のなかでも最高級といわれるカーフ(生後6ヶ月未満になめした革)のきめ細かさと柔軟性を生かしつつ、特殊仕上げにより耐久性をプラスしています。
足をサポートする効果が高く、お手入れも楽々。
履き下ろした時には少し硬さを感じるかもしれませんが、10~20時間ほど履き馴らしていただければ革の繊維がほぐれて骨格になじみ、フィットしてきます。
黒:本体価格36,000円+消費税1,800円 / カラー:本体価格37,000円+消費税1,850円


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            ②裏革(スエード)

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弊社のスエードは、羊革の裏面を起毛させたもの。
耐久性においては表革にやや劣るものの、足当たりがソフトで、トラブルをお持ちの方にもおすすめの素材です。
鮮やかな発色と豊富なカラーバリエーションが特徴で、衣裳や小物との色合わせを吟味したい方にはお勧めです。
黒:本体価格36,000円+消費税1,800円 / カラー:本体価格37,000円+消費税1,850円


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             ③ヌバック

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一見「スエード(裏革)」のような感触ですが、牛革の表面(銀面層)を起毛させたもの。
緻密で繊細な質感ですが、丈夫でお手入れも簡単です。
表革の耐久性とスエードの足当たりのよさ、双方の長所を併せ持ち、頻繁に使用する靴ならコストパフォーマンスの高い素材と言えるでしょう。
ヌバック独特のパウダリーで上品な発色は、弊社では表革以上に人気があります。
黒:本体価格38,000円+消費税1,900円 / カラー:本体価格39,000円+消費税1,950円


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             ④その他

        ▼パテント(エナメル)
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        ▼ラメ加工
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        ▼型押し
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        ▼ハラコ調
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①~③の革と比べると機能面ではかなり劣りますが、華やかな美しさがあり、アルティスタの方々からのご要望の多い素材です。

とりわけパテント(エナメル)のフラメンコシューズは、スペインで非常に流行した影響からか、最近は日本でも目にする機会が増えてきました。
どぎついくらいの艶が存在感たっぷりで、大変舞台映えのする素材です。
ただし、パテントや型押し革は、表面に樹脂加工や接着加工を施しており、足当たりが硬く革の伸びが小さいという特徴があります。
このため、①~③と比べると足に馴染みにくく、耐久性も落ちることは否めません。
足にトラブルのある方やアーチが沈下して骨格配列に乱れがある方には、少なくともダンスシューズとしてはお勧めできません(外履き用としてなら、ほぼ問題ないでしょう)。

一方、パテントより控え目で繊細な輝きを持つラメ加工の革は、よりエレガンテに足許を演出します。
こちらは、比較的足のタイプを選びませんので、お好みによりお選びいただけます。

ハラコ調の革は、フラメンコシューズ用にお選びになる方はまだまだ少数派ですが、外履き用の靴としてはとても人気の高い素材です。
今くらいの時期、こんな靴で街を闊歩してみると、寒さに縮こまってしまいがちな背筋もぴんと伸びそうですね。

エナメル:本体価格40,000円+消費税2,000円~ / ラメ加工:本体価格40,000円+消費税2,000円~ / 型押し : 42,000円+消費税2,100円~ / ハラコ調 : 43,000円+消費税2,150円~


なお、①と②は色数は制限されますが弊社の公式サイトからご購入いただけます。
③と④は、フィッティングルームおよびメールオーダーにて承っております。

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ちなみに、私自身はバイレ用シューズはヌバックと表革、外履き用シューズは型押し革で誂えています。

        ▼外履き用(グレーのヘビ型押し革)
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このヘビ革靴、「履いていらしたものと同じ靴が欲しいんですが…」というご注文を下さった方が何人かおられるのですが、なぜか全員中部・関西圏のお客さま。
なぜに関東圏以北で受けが悪いのか、今もってナゾです。

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日々是反省の記

2011.12.27.Tue.22:08
左手薬指の腱鞘炎発症から、はや5日。
ご予約のキャンセルなど、お客さまには多大なご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございませんでした。
また、多くの方からお見舞いやお励ましのメール・メッセージをお寄せいただき、本当にありがとうございました。

この間、フィッティング・調整・修理は手をかばいながら続けてきましたが、フットケア施術はお休みをいただき、また主要な原因と思われるキーボード作業を極力制限しつつ過ごしてまいりました。
おかげさまで、まだ腫れと鈍痛は残るものの、当初のような激しい痛みはかなり後退しています。
酷使を続けるとぶり返すため、医師から一ヶ月は安静にとのお達し。
しばらく「省エネ運転モード」が続きそうですが、とりあえず大過なく過ごしております。

それにしても…
左手薬指の腱鞘炎という診断を受けた時は、より悪い状況も想定していたので、正直なところほっとしたのですが、いやいや、そんな甘いモンじゃないゾ!と反省しきりです。
当初は、中指や人差し指を動かしても痛いという状態でしたので、左手がほぼ使えませんでした。
鎮痛消炎剤(内用薬+パップ剤)のおかげでソロソロと動かせるようになった後も、薬指・小指には痛みが残り、力が入らないのでマトモに物が持てませんでした。
ソノ道の方々が落とし前をつけるとき「小指を詰める」のは、ドスが持てなくなるようにするという意味があるのだと、とある整形外科医から聞いたことがあります。
実際に体験してみると、なるほどその通りでした。
包丁は右手で持てますが、切るものを左手で押さえることができません。
うっかりドアノブに左手をかけ、「痛っ!」という場面もしばしば。
運悪く年末の締日と重なり、大混雑の銀行に出向かなければならなかったのですが、ATM操作でもたついたり、人ごみのなかで左手にぶつかる人がいないかヒヤヒヤしたり。
左手をかばうあまり、酷使している右手にも影響が出始め、両手をかばうと何をやるにも通常の何倍もの時間がかかります(とくにブラジャーのホックをとめるのは、四苦八苦でしたあせる)。
利き手の右じゃなくてヨカッタ、親指側じゃなくてヨカッタ、などと一瞬思ってしまった自分に、左手の薬指と小指から逆襲された気分です。

実は、それらしき兆候は先月末あたりから感じていたものの、またしても忙しさに取り紛れ休養をおろそかにしていました。
加えて、やはり仕事に追われ、フラメンコの練習時間が激減。
もともと極度の冷え性(低体温症)で、長時間しっかりと睡眠をとった翌朝など体温が33℃台ということもある私なのですが、身体を動かすことで日中は辛うじて人並みの体温レベルを維持していたようなのです。
そこに、今月はじめからの急激な冷え込みが、追い討ちをかけました。

思えば、足は座っていれば休めますが、手は起きているあいだ中、何かしら使っています。
靴修理などの力仕事では、日頃から警戒して局部的に負荷がかからない所作を心がけているのですが、盲点だったのがメール返信などのキーボード作業でした。
弊社の場合、お客さまとの主要な連絡手段がメールなので、一日中仕事の合間にメールチェック、返信…を繰り返すことになります。
モニタを置く場所が悪かったり、不慣れな入力ソフトを使っていたり、…改善すべき点は多々あったのですが、これまたそのうち時間ができたら…と先延ばし。
長年グラフィックデザイナーをしてきたので、まさかパソコン操作が原因とは思いも及びませんでしたが…何事も過信は禁物だと痛感しました。

というわけで、先週末は恐る恐るフラメンコスタジオに出かけ、ぶったるんだ身体を動かしてきました。
やっぱり、血流がよくなって、ちょっと調子がいいみたいアップ
さらに調子に乗って、本日はブログ更新にもチャレンジしてみました。
何だかいけそうな気がするゾアップ

…ていうか、こういうお調子者の性格が、一番カラダに悪いんだなダウン
あああー、いかんいかん…反省ビックリマーク

年末年始休業日のご案内

2011.12.22.Thu.14:46
年末年始のフィッティングルーム営業日について、お詫びかたがたお報せ申し上げます。

フィッティングルームは、12月30日まで営業いたしております。
ただし、恐縮ですが新規のご予約は、来年1月8日以降にご連絡くださいますようお願い申し上げます。

実は、年内ギリギリまで営業し、新年は遅くとも4日からの営業を予定していたのですが、昨夜より左手の激痛に見舞われ、本日専門医院を受診いたしましたところ、重度の腱鞘炎と診断されました。
弊社設立以来、フィッティング、靴修理・調整、フットケア、その他の業務をスタッフ一名で行い、また休日も月に一回とれるかどうかという状態で(年甲斐もなく)走り続けてまいりました馬
とりわけ今秋以降、業務の多忙化に伴い、身体に少々ムリがかかっていたようです。

現在左手はほとんど使えず、このブログも右手のみで打っています(患部に最もストレスがかかる作業は、キーボード入力のようです)。
このような状態ですので、少なくとも年内はできるだけ安静を保ち、一日も早く通常業務に復帰したいと考えております。
具体的な目処が立ちましたら、随時当ブログにてご報告させていただきます。

お客さまには、多大なるご迷惑をおかけいたしまして、まことに申し訳ございません。
一日も早く通常業務に復帰・専念できるよう、最善を尽くす所存です。
ご理解とご寛恕をたまわりますよう、お願い申し上げます。

寒さ厳しき折から、皆さまにおかれましては、どうぞお身体をいたわり、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。

ベル・エポックの靴

2011.12.17.Sat.00:51
           何だかわかりますかはてなマーク

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これらはすべて、約100年前にフランスの女性靴専門店で使われていたヒールのサンプルです。
顧客は、こうしたサンプルを見ながら、スーリエ(靴)をオーダーしていたそうです。

昨年、東京都現代美術館で「Luxury in Fashion」展に出品されていた実物を前にしたときは、その贅沢さ、細工の細かさ、デザインの斬新さに目が釘づけになりました。
エナメル樹脂加工技術の飛躍的発展により、はじめて制作可能になった、ゴージャスでデコラティブなヒールたち。
現在のネイルアートやデコアートは、こうした技術の延長線上にあるのでしょうね。

こうした華麗な靴が貴婦人の足許を飾った当時のフランスは、いわゆる「ベル・エポック」の時代。
マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』には、その時代の息吹が壮大なスケールで描かれています。
画像を眺めていると、小説の登場人物のイメージが頭に浮かんできます。
パリのベストドレッサーと呼ばれたオリヤーヌ(ゲルマント公爵夫人)は、オペラ座に姿を見せたとき、こんなシックなモーブ色の靴を履いていたのかな。
華やかなゴールドはオリヤーヌと対照的なマリー(ゲルマント大公夫人)の靴、キュートなピンク色は主人公から連日贈り物をせしめていたアルベルチーヌの靴、白とブルーの爽やかな色合いはサン=ルーと結婚したジルベルトの靴、斬新な多色づかいは晩年のオデットの靴、…
こんな風に小道具を想像しながら再読すると、ひとつひとつのシーンが立体的に蘇ってきて楽しいだろうな。
20世紀の三大長編小説のひとつと呼ばれる『失われた時を求めて』。
読み直すゆとりは当分なさそうですが、時にはページを繰ってイメージの世界に遊んでみたいなと思います。

ところで、フラメンコシューズにこんなタコンがついていたら…
すごくステキだけど、一曲踊り終わった頃には、きっと床の上にキラキラの粒がいっぱい散らばってるだろうなあ…宝石ブルー宝石白宝石赤宝石白宝石緑

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接客業の鑑

2011.12.13.Tue.01:02
洋服なんて、古着かセール品で充分。
ブランド店で買物をすることも、ほとんどナシ。
そんな私ですが、10年ほど前、当時はまだあまり知られていなかったあるブランドの服をちょいちょい購入していた時期がありました。
素材もパターンも縫製もなかなかよく、沖縄の紅型や日本の茶裂の文様を組み込むなど、どこか土着性のあるテイストで、価格もお手頃。
ユニークだけど飽きのこないアイテムが豊富で、愛用していました。
その後、そのブランドは出店数を増やしてメジャー級に成長し、それに伴って品質やデザインは見る影もなくなり、一方価格だけは右肩上がりになっていきました。
最近では、その店に足を運ぶ機会も、めっきり減っていました。

そのお店に、ほっこりした笑顔がとてもキュートな女性がいました。
初めて会ったころ、おそらく彼女はまだ20代半ばだったはず。
顔なじみの店員さんが次々と寿退社や転職等で姿を消すなか、彼女だけはあちこちの店舗に配属が変わりながら、ずっと現場でマネージャーとして活躍し続けていました。

おそらくこの10年あまりの間に彼女と言葉を交わした回数は、片手で数えられる程度。
なのに、いつ会っても彼女は、私の名前、職業(会うたびに職業が変わっていた私なのに!)、前回購入した服、前回交わした会話…etc.をほぼ完璧に憶えてくれていました。
つねに出過ぎず引き過ぎずというスタンスのアドバイスは、親身ながら、的確かつ率直。
彼女から勧められて購入した服の多くが、いまも現役でヘビロテ中です。
以前研修講師の仕事をしていたことのある私は、彼女の接客の素晴らしさを、とある企業の新人研修で紹介したこともありました。
「接客業の鑑」――私の彼女に対する印象は、まさにそんな感じです。

その女性が今年一杯で退社すると、先日たまたま別の店員さんから教えられた私は、仕事の合間を縫って久しぶりに会いにいきました。
おそらく3年ぶりくらいのはずですが、私の顔を見ると、開口一番名前で呼びかけ、「お久しぶりです!」と駆け寄ってくれました。
相変わらずスゴすぎる記憶力…脱帽です。
「ちょうど、先週末○○さん(=私)のことを考えてたので、今日お会いできて、すごく嬉しいです。
以心伝心ってホントにあるんでしょうかね。
連絡先を交換したお客さまには、退社のご挨拶のメールをお送りしたんですけど、そのとき、ああ、ご連絡先を伺ってなかったなって思って…そのまま辞めてしまうのがすごく心残りだったんです」。
こんな台詞、ウソでも言われてイヤな人はいないでしょう。

私が想像していた通り、彼女は結婚やヘッドハンティングで辞めるわけではなく、次の仕事も決めていないとのことでした。
あまり多くを語らない人ですが、別れ際に一言ぽつり。
「社長がね、もう何を言っても聞いてくれなくなっちゃいました…」。
社長、とは、このブランドの初代デザイナー。
おそらくそのデザイナーの作品に惚れ込んで、彼女はこの仕事に関わりはじめ、ブランドの成長を見守ってきたのでしょう。
その後、デザイナーは経営に専念し、東京のプチブランドは全国区へと急成長を遂げました。
その一方で、彼女は、商品の品質や出店の仕方、顧客対応、その他私などには知り得ない多くのことをめぐって、理想と現実との間で煩悶しながら、仕事を続けてきたのかもしれません。
とりわけこの数年間、そんな気配が何となく私にも伝わってきました。

事業規模が大きくなれば、それに伴って変わっていかざるを得ないものは、確かにあるでしょう。
でも、昔なじみの顧客や厳しい時代を支えてきた従業員が離れていってしまうのは、とても淋しいこと。
彼女のような人に、「お客さまに対して心苦しくなってきた」と言わせてしまうような「成長」には、やはり大きな落とし穴があるような気がします。
まあ、ウチがすごくちっちゃい会社だから、そう思うのかもしれませんが…

入社以来14年間、年末年始に一度も里帰りできなかった彼女は、この冬ようやく北陸のご実家でお正月を過ごすとのこと。
店員と顧客ではなく、普通の友人として、これからもよろしくね、と連絡先を交わして別れました。
彼女のような人なら、きっと次の仕事でも、ステキな笑顔で多くの人を魅了し、幸せな気分にしてくれることでしょう。

長年のファンとして、ささやかなエールを送りたいと思います。

セカンドシューズ

2011.12.09.Fri.00:05
ここ数日相次いで、弊社で二足目のシューズをご注文のお客さまがご来店されました。

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お一人は、春先に一足目をご購入されたお客さま。
華奢で細い足のため、長い間靴選びに苦労されてきたとのこと。
それまで履いておられた靴を拝見すると、足長が適正サイズよりも3サイズ(約1cm!)も小さい靴でしたしょぼん
このため靴の中で足趾(ゆび)が縮こまり、爪も圧迫されて変色・変形。
一方足幅は広すぎ、また一本ストラップのデザインのため履き口に笑いがおき(プランタをしたときに履き口がパカッと開いてしまう)、中足部のサポートがまったく得られない状態でした。
この結果、横アーチが沈下し、外反母趾や内反小趾らしき兆候も。
さらに横アーチの乱れから足の甲の五本の骨(中足骨)の間隔が開くと、そこに老廃物がたまりやすくなり、浮腫みも悪化します。
足に合わない靴を選んでしまうと、こんな風に連鎖的にトラブルを呼び込んでしまうことも珍しくありません。
このお客さまの場合は、弊社のジャストサイズではこれまでと感覚が違いすぎるとのことでしたので、足長は適正サイズより若干捨て寸が少なめのものを選び、足幅は細幅、デザインは微調整のきく紐靴タイプ(カルメン)にして、しばらく様子を見ることにしました。
今回は、お客さまから「足のサイズが変わった気がするので、二足目購入にあたり、もう一度計測して欲しい」とのご依頼をいただいての再計測でした。

一見しただけで、足の皮膚に透明感があるのがわかります。
足趾や爪の変色・変形もかなり改善し、浮腫みもひいていました。
改めて計測すると、縮こまっていた足趾がリラックスして伸びた分、足長がクオーターサイズ(0.25分)アップ。
紐靴でしっかりと横アーチをサポートした結果、中足部は引き締まり、足趾の間は以前より少し開いてきましたもみじ
そこで今回は、足長をベストサイズに近づけ、トウボックス(足趾の入る部分)に以前よりゆとりをもたせた靴をご注文いただくことになりました。

ご自身も「もう靴を変えたら足が本当に楽になって、長時間踊っても痛くならないし、できなかったパソもカンタンに打てるし、…靴ってホントに大事ですね」とおっしゃっています。
いま苦手なパソにお悩みの皆さま、ひょっとしたら悪いのはアナタではなく、靴が合わないのかもしれませんよ目

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もうお一人は、夏に一足目を誂えられたお客さま。
それまで履いていた靴は明らかに実際の足幅より広すぎ、やはり足が前に滑って足趾や爪をいためておられました。
そこで、革は足当たりが優しくサポート力もあるヌバックにし、一人目のお客さまと同じく中足部のサポートを高める紐靴タイプをチョイス。
さらにこの方の場合は、弊社でインソール調整もおこなっています。

ほどなく、「この靴を履いたら、もう他の靴に戻れなくなっちゃいました」とのことで、二足目をオーダー。
セカンドシューズは、足の状態が改善することを見越して、爪先(トウボックス)を一足目よりかなり広めにしました。

先日、新しい靴を受け取りにご来店されたお客さまの足を拝見して、私もビックリ!!
圧迫され紫色がかっていた足趾や爪がきれいなピンク色になり、巻爪になりかけていた爪縁もほぼフラットに。
わずか数ヶ月前とは別人のような、美しい素足です。
ご自身も、「足が疲れにくくなったし、腰痛もぴたりと治まったんです」とニッコリ。
お話を伺うと、このブログにもしっかりお目通しいただいていたそうで、靴下にもしっかりと捨て寸をとり、ハイヒールをできるだけ控え、座る姿勢にも気を配り、…と、生活習慣の改善に努めてこられたとのことでした。
天晴れ晴れ

とかく日本人は真面目などといわれますが、とくにフラメンカには努力家が多いなあ…とつくづく思います。
そして足は、努力すればその分ちゃんと応えてくれるのですね。

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ぶっちゃけフィッターの立場からすると、トラブルに見舞われる前にいい靴に出逢っていただきたい、というのが本音ではあります。
でも、実際にはお二人のように、トラブルや痛みが靴の重要性を気づかせてくれるキッカケになることが多いでしょう。
そして、それだけに改善への手応えをしっかりと実感していただけるのかもしれません。

靴は痛いのが当たり前、フラメンコは辛いのが当たり前、ではありません。
お悩みの皆さま、一度じっくり靴や足と向き合ってみませんか?

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休日

2011.12.08.Thu.00:21
今日は、実に一ヶ月半ぶりのお休みです。

まずは、かねて懸案だった歯医者さんに行き(抜歯しましたしょぼんえーん)、その後銀座界隈までお散歩。
仕事で引きこもっている間に、街中がクリスマス一色に塗り替えられていることに驚きました。
なかでも一番ド派手だったのが、Cartier。
ビル全体をクリスマスギフトに見立て、赤いリボンを形どったイルミネーションがゴージャスでした(写真だとリボンがゴールドに見えますが、肉眼では真っ赤でした。)

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文具店の伊東屋では、手帳コーナーやグリーティングカードのコーナーが大賑わい。
街を行く人々も、いっぱいの荷物を抱えて、どことなくせわしな気。
師走、年の瀬、…なんだなあ。

世の中的にも個人的にも、本当にいろんなことがあった一年。
振り返るのはまだちょっと早いかもしれませんが、華やかな街を歩きながら、ひとつの想いがむくむくと心の中に沸き上がってきました。
それは、被災地救援活動の第二弾を、新春早々からスタートしよう、ということ。

被災地は、震災後初めての冬を迎えています。
被災地の相変わらず厳しい実情は、①Action Projectの横田智史さんのブログなどが、日々伝えてくれています。
私自身も幼少時を東北で過ごし、長く厳しい冬を身をもって経験しました。
あの厳寒の地で、一回の食事、一枚の防寒着を求めている方々がまだまだたくさんおられることに、胸が痛みます。
継続的支援の必要を感じつつも、10月に被災地にストーブと支援金を送ったのを最後に、11月は仕事に忙殺されていました。
これじゃいかん…

セノビージャ・ハポンの被災地支援プロジェクト第二弾は、年末に会計事務所などと相談した上で、詳細を詰める予定です。
決定したら、このブログ等を通じて、また皆さまに呼びかけさせていただくことになると思います。
ご無理のない範囲で結構ですので、どうかお力添えくださいますようお願いいたします。

今日のところは、レトルト食品をスーパーで買い込んで帰宅しました。
貧者の一灯ですが、明日の便で被災地に送ります。

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かわいい柄入りの段ボールは、数ヵ月前から利用しはじめた宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」の配送ボックスです。
この箱、ホントは次週に回収する決まりなのですが、用途を知った配達員さんが「そういう目的ならどんどん使ってください、大歓迎です」と ご提供くださいました。
物資を送るための段ボール集めも、それまでは近所のスーパーやドラッグストアを一軒一軒回って頼んでいたので、時間のやりくりも含めやや荷が重かったのですが、おかげで本当に助かりました。
こういう一人ひとりの小さな想いの積み重ねが、何とか被災地に届いて欲しいなと、切実に思います。

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言うまいと思えど

2011.12.06.Tue.12:27
「忙しい」が口癖の人を見ると、なんか不思議の国のアリスに登場するウサギみたいだなあ…とちょっと可笑しく思えたりしていた私なのですが…

気づいたら11月は、自分が完全にウサギ化してましたウサギ
通常業務も前月にくらべると倍増に近いボリュームだったのに加え、ミゲルの来日準備とアテンド、フィッティング受注会の準備・開催・フォロー業務、会計業務、そして私事ですが祖母が倒れ月末には葬儀があり…、という具合で、もう脱水機にはまってしまったようにぐるぐると動き回っていました。

その気配がどうもこのブログにも現れていたらしく、ご来店のお客さまから昨日・今日と連続して「陣中見舞い」を頂戴してしまいました。

その1 製薬会社にお勤めのお客さまから…
栄養ドリンクの味が苦手な方にも飲みやすく仕上げているという「チョコラBBローヤル2」。

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この手のドリンク剤をたしなむ習慣のない(これまでの人生で2、3回しかトライしたことがありません)私ですが、今朝はぐいっと一本いただきました。
スッキリとした酸味で、寝起きの悪い人でもぱっと目が覚める感じ晴れ
これまで飲んだ数少ない栄養ドリンク体験のなかで、一番飲みやすかったです。
よぉし、今日も頑張って仕事するぞおグッド!
Iさん、ごちそうさまでしたラブラブ

そして、先ほどご来店のお客さま。
「ちゃんと食べてないんじゃないかと思って」と、紙袋にいろいろ詰めて持ってきてくださいました汗←汗ではない、感涙のナミダです。

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オニオンコンフィのレトルト、マスタードのピクルス、いずれも初体験ですアップ
以前は自炊派だった私ですが、この仕事を始めてからすっかり手を抜き放題でした。
作っても麺料理どまり、しかも茹で時間短縮のためカッペリーニと素麺の登場回数がやたら多い。
先月はその余裕すらなく、ホントにコンビニのおにぎり・菓子パン・カップラーメンでしのぎました。
なので、今月の目標は、①カップ麺は週一回(未満)とする、②コンビニおにぎり・菓子パンは週二回(未満)とする、と心ひそかに誓いを立てていたのですo(T^T)o
そこにやってきた強力な援軍たち!!
よぉし、今月はがんばって料理するぞおグッド!
Oさん、ありがとうございますラブラブ

読み返してみたら、なんだか物欲しそうなブログになってしまいましたが…
あのー、ワタクシ、一応元気でやっております。
このままパタッと倒れたら仕事も休めるのになーと思いつつ、残念ながらその兆候ゼロ。
なので皆さま、お心遣いはとっても嬉しいのですが、「セノビージャのフィッティングルームにはお土産必携」などと思わないでくださいねー。

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¡Anímate!

2011.12.06.Tue.00:03
本日フットケアにご来店のお客さま。
施術スタートから一ヶ月が過ぎ、そろそろセルフテーピング(自分の足に自分でアーチテーピングをすること)のレッスンに入ろうかという段階だったのですが…

「寝違えちゃって…首が痛くて動かせないんですしょぼん

あらまー、大変ビックリマーク
そこで今日は、アーチテーピングをした後、カンタンにできる姿勢の補正に取り組んでいただきました。

はじめてご来店いただいた頃にくらべると、腰を反る癖はかなり改善されてきたのですが、身体の使い方に左右差があり、まだ脊柱(背骨)に不均等なこわばりが見られます。
加えて、XO脚もやや目立ちます。
言わば、背骨も脚部も螺旋状に捻られたような形になっているのです。
寝違えて首をいためたことからも、ウィークポイントである頸部に大きな負荷がかかっているのがわかります。
今日は身体を動かすトレーニングができない分、エステベッドの上でニュートラルポジションをとるトレーニングで、じっくりと姿勢を検証し補正していくことにしました。

まず、座面を前傾させるクッションをお尻の下に敷き、後傾しがちな骨盤の角度をととのえ、背骨が自然なS字カーブを描くようにします。
膝裏にはかまぼこ型のクッションを置いてリラックスし、脚部からも不要な力みをとります。
そして、ゆっくり大きく呼吸をしながら、体幹に軽く力を込めます。
次に、お尻と太腿の筋肉を使って緩んで内返しになった膝の関節を牽引し、まっすぐにしていきます。

「ああ、なんか今、首がつっばってきた…」
「胸を反らし過ぎているからですね、大きくため息をついて、もっと力を抜きましょう」
「あ、ホントだ、楽になりました!」

ニュートラルポジションをとると、関節への局部的負荷が軽減されます。
このため、トラブルがあるときほど、その重要性が実感しやすいのです。

「今日、やっとニュートラルポジションがわかりました。
今までも気をつけていたつもりだったけど、ちゃんとできてるかどうかわからなかった。
今日はじめて、あ、これだっていうポイントがつかめた気がします。」

トラブルからさえも学びを得ようとするその心意気、素晴らしいアップ
身体をいためてしまったことは残念だけど、それを次のステップに繋げていけたらステキですよね足あと

以前ご来店いただいた先天性筋性斜頸(*註)のお客さまは、試し履きの際にニュートラルポジションのトレーニングをほんの短時間おこなっただけで、お帰りになるころには肩こりが激減していたそうです。
後日いただいたメールには、「ほんの少しのことで身体が楽になるなんて!? ビックリでございました」と書かれていました。
こういうご感想をいただくと、この仕事をしていて良かったなー、としみじみ思います。

私自身も20代後半までは、不調・トラブルの総合商社みたいな不健康体でした。
その経験があってこそ、フットケアや靴の勉強をはじめるきっかけが得られたのだと思っています。
このブログをお読みいただいている方のなかには、現在トラブルを抱えてお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、そのお悩みのなかに、きっと次の一歩を切り拓く鍵があるのではないか。
トラブルとじっくりと向き合うことで、得られるものがあるのではないか。
そんなふうに感じます。
ひょっとしたら悩みやトラブルこそ、自分自身に向けられた最大のエールなのかもしれません。

ゆったりと、まったりと、がんばっていきましょうドキドキ

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*註 : 左右一対の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん 起始は胸骨および鎖骨、停止は側頭骨乳様突起および後頭骨)の一方の分岐部に肉芽腫を生じて筋短縮がおこり、左右のバランスがくずれて、患側に頸が傾き健側に顔が向く状態をいう。

足占い

2011.12.04.Sun.19:50
弊社では、計測・フィッティングの際に、足や全身の状態を拝見し、改善すべき癖や生活習慣などが見つかれば、随時アドバイスをさせていただいています。

―この数日間、睡眠不足気味ではないですか?
―ときどき右膝の外側が痛くなりませんか?
―ご自宅に和室がありますか?
―子供の頃は、あまりお転婆ではなかったのでは?

計測の際にこんなふうにお訊ねすると、お客さまの多くが「え、どうしてわかるの?」とびっくりされます。
そう、実はワタクシ霊能者なのです…というのはもちろん冗談にひひ

足には、その方の体質、生活歴、個性などが、くっきりと映し出されています。
身体の他の部分もそうなのですが、なかでも足は嘘のつけない正直者。
身体の一番下にある足は、脳からも目線からももっとも遠く、また全身の荷重を一手に(いや、二足ですね)引き受けるという重労働をこなしているため、虚飾がありません。
たとえば顔色が悪ければファンデーションやコンシーラーでごまかすことができますが、足にメイクする人はまずいないでしょう。
また、髪や手をケアするのと同じくらい足に心配りをする方も、やはりとても少ないのではないでしょうか。

フィッターが拝見するポイントは、足部や全身の骨格とその配列(アライメント)、関節可動域、皮膚や爪の色や状態、浮腫みの有無やその部位・状態、筋肉の質・量・つき方、姿勢・動作の特徴、…など多岐にわたります。
そして、そこから浮かび上がってくる足の特徴から、各種のアドバイスをさせていただいているのです。

お客さまのなかには、以前フィッティングを体験されたお友だちやお知り合いなどから話を聞いてご来店される方もいらっしゃいます。
これまで何人かのお客さまに「足を見て占っていただけると聞いたんですけど…」というご質問を受けて吹き出したことがあります。
また、以前フィッティングにいらしたあるバイラオーラは、「ウチのダンナ、ギタリスタなんだけどこういう話大好きなの。今日はよく聞いてくるようにって言われてきたんです」と話され、私のアドバイスを詳細にノートに書き記してお帰りになりました。
数日後、今度はカップルで仲よくご来店。
健康オタクとの呼び声高きギタリスタの第一声が「足を見て何でもわかるんでしょ、過去の女性遍歴とかもわかっちゃうの?」でした。
これには私も大受け。
「ハイ、ぜーんぶ判りますよ。でも彼女の前で喋っちゃっていいんですか?」と返し、三人で大爆笑でした。
(ちなみにこの男性は、大変凝った色使いの釘なし靴を、ライブ時の演奏用にオーダーされました。音譜

フラメンコシューズは、一見パンプスのようですが、実際には運動靴の要素が強いため、フィッティングには一般の外履き靴よりもはるかに正確さ・緻密さが求められます。
運動強度の大きいフラメンコで間違った靴選びをすると、単に踊りにくいだけでなく、故障やトラブルにつながりかねません。
逆に、「きちんとフィッティングして靴を選んだら、今まで練習してもできなかったパソが簡単にできるようになった」という嬉しいご感想も多数寄せられています。
フィッティングする側も、毎回ガチンコ勝負でお客さまの足と向き合っているのです。

というわけで、残念ながらワタクシ、足占いはできません_(>_<)_
あしからずご了承のホドをビックリマーク

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