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やっちまった…

2011.09.10.Sat.19:41
思い返せば、このところ圧倒的にオーバーワーク+睡眠不足でした。
寝不足は足トラブルの元凶、身体の末梢部に老廃物をためこなまいよう、しっかり睡眠をとってスムーズな代謝を促しましょう、副交感神経優位の時間帯を増やすためには、とにかく横になりましょう…と日ごろ繰り返している私なのに、昨夜(というか今朝)も睡眠時間は4時間を切っていました。
やっぱり調子が出ないなあ…

と思っていたら、ついにやっちまいました。
今日は、午前10時からフットケア施術のお客さまがご来店。
今日からセルフテーピングレッスンが始まり、ウォーキングレッスンもレベルアップ。
レッスンというものは、トレーナーにとっては諸刃の刃で、とくに「悪い見本」を実際に見せるというのは、身体に結構なストレスがかかります。

こうやって、関節を力ませて軸をとるのはNGです。
重心移動の時には、こんな風に乱暴に軸を移さないで、荷重を引き継ぐ所作が必要です。
軸の安定が不充分だと、こういう具合に上体がふらつきますよね。


と、身体を動かしているときに、かすかな違和感がありました。
でも、お客さまの熱意にホダされ、通常より長時間のボディワーク。
お帰りになるお客さまをお見送りし、部屋に戻ろうとした瞬間…

足の腱(長母趾伸筋腱)が悲鳴を上げました。
い、痛いよお…しょぼん

とりあえず様子を見ようと椅子に腰を下ろしましたが、そのまま立ち上がれなくなるのではないかというほどの痛み。
湿布薬と固定テーピングで手当てし、何とか壁づたいに動けるようにはなりましたが、予想以上に重症です。
あーあ…ダウン

その後もお客さまのご来店が続き、否応無しに立ったり歩いたりせざるを得ず、しまいには左脚の感覚が麻痺してきました。
休ませなくてはならないとわかってはいるのですが、仕事ではついつい動き回ってしまいます。
在庫靴をとりに二階に上がるときは、もう這いつくばってのぼるしかありませんでした。。

思えばこの数ヶ月間、一日の大半を立って、あるいは歩いて過ごしていまいた。
座る、横になる、という時間が、圧倒的に不足していたのです。
睡眠時間が短くなった上に、夏の暑さでなかなか寝つけず、何度も目が覚めました。
疲労がたまっているのは、自分でもよく判りました。
このままではマズいと思いつつ、忙しさにかまけて休息をおろそかにしていたツケが、とうとう回ってきたのでしょう。

というわけで皆さま、睡眠・休息はホントにホントに大切です!!
週末はゆっくりとお休みになり、身体のメンテナンスをしっかり行ってくださいね。
「悪い見本」からの、ナミダのお願いです汗

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伝染るんです

2011.09.09.Fri.00:43
フットケアにお越しのお客さまが、ある日ポツリと一言。
「街で歩いている人を見てると、体幹を使って歩いている人って本当に少ないですねえ…」。

そろそろ始まったな(笑)…と思いました。
毎週熱心にテーピングとトレーニングに励まれ、そろそろひと月。
最近、周囲の人々の歩き方に、自然と目が向いてしまうようなのです。

靴と足の勉強をはじめた頃の私も、街を行き交う人々の姿勢やフォームが気になって仕方がありませんでした。
あの人はきっと右膝が痛いんじゃないかなあ…とか
この人はたぶん何度も捻挫歴がありそう…とか
親ゆびの横が角質肥厚しているだろうな…とか
観察しては、一人でナットクしたり、うーんと首をかしげたり。
はじめは隣を歩くパートナーに笑われたものですが、ある日その彼が
「最近さ、後ろから見るとハイヒールの踵がすごくナナメな人がいるけど、あれってなんなの?」と訊ねてきたのです。
続けて一言「あ、やばい、伝染っちゃった…」。
どうやら私の観察癖は、いつの間にか周りに伝染るらしいのです。

別のお客さまは、フィッティングの際に座位のニュートラル・ポジションを覚えてお帰りになり、その後「電車で座っている人を見たら、前の座席の人全員が骨盤後傾でした」とわざわざメールをくださいました。
順調に伝染っちゃってるなー…と、思わず吹き出してしまいました。

観察することは、日常動作を改善する上でも、バイレの上達のためにも、すごく重要なポイントだと思います。
DVD鑑賞ももちろん良いと思うのですが、周りをふと見回すだけでも「教材」の宝庫です。

以前見かけた初老の男性で、忘れられない歩き方をする方がいました。
左半身に麻痺(弛緩性麻痺)があるらしく杖をついて歩いていらしたのですが、そのフォームに一切の無駄がなく、独特の緩急があり、それはもう惚れ惚れするほど美しかったのです。
すっかり見とれてしまった私は、そのまま危うくストーカーになりかけるところでした(隣にパートナーがいなかったら、間違いなく100mは追っかけしてたに違いありません…汗)。
その男性の身体技法は、私にとって「muy flamenco」でした。
独特のリズム感は、地面にピッケルのように突き立てられた杖と、振り子のようにスムーズな右半身の重心移動から生まれていました。
誤解を非常に怖れつつ申し上げるなら、身体機能の一部に制約があるからこそ、そのユニークな歩き方が必然として生まれ、彼自身のものとして身についていた、ということでしょうか。
フラメンコの動作の多くも、決して伸び伸びとした大らかで制約のないものではありません。
自分でかけた縛りを自分で振りほどくような、タメとキレがあります。
それらが、決して「演技」では生まれてこないこと、「必然」こそが虚飾のない律動を生み出すことを、彼の歩行は教えてくれました。

道端ですれ違うノラネコや、風にはためく洗濯物や、飛び立つ間際の鳩…
ちょっとしたものにも、時々フラメンコが見え隠れすることがあります。
散歩のときには、そういう隠れフラメンコを探してみるのも楽しいかもしれません。
…あれ、私また誰かに伝染そうとしてるはてなマーク

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たかが捨て寸、されど捨て寸

2011.09.07.Wed.19:31
靴を選ぶ際には、絶対はずせないチェックポイントがいくつかあります。
捨て寸は、そんなポイントのうちのひとつ。

靴を履いたとき、足趾(ゆび)の先にほんの少しだけある、足の入っていないスペース―—それが「捨て寸」です。
捨て寸が足りないと、靴の中で足が動くたびに爪先が激突し、陥入爪(=巻爪)や)槌趾(=ハンマートウ、足趾の関節が曲がったまま拘縮してしまうこと)になってしまう危険性があります。
また、捨て寸がないと靴の中で湿気を帯びた空気が滞留し、蒸れやすくなります。
通常はタコン(ヒール)が高くなるほど捨て寸は小さくなると言われますが、フィッティングに際しては、足の柔軟性、アーチの状態、足趾の形状、トラブルの有無等により、その足ごとにベストな捨て寸を見きわめる必要があります。

フラメンコシューズのように、一般の靴とは用途が異なる場合、捨て寸はとくに重要です。
例えば、軸足プランタ、プンタ、ラティゴ…などの所作は、ふつうの靴ではほとんど必要のないものですね。
しかし、両足プランタからのタコン連打、片足で連続プンタ、プランタの軸足で立ってラティゴ…といったパソは、フラメンコでは日常茶飯事。
こうした所作をストレスなく行うためには、足幅がしっかりフィットしていて、なおかつ捨て寸を考慮した適切な足長の靴でなくてはなりません。

実は、フィッティングルームにご来店されるお客さまの多くが、巻爪やハンマートウなどのトラブルを抱えておられます。
計測してみると、それまで履いておられた靴の足長が、明らかに小さすぎるケースが散見されます。
靴が小さすぎるため、つねに足趾をにぎっていて、関節からまったく力が抜けない状態なのです。
足趾をにぎったままゴルペやプランタをすれば、当然ながら過度のストレスがかかります。
拳を握ってテーブルを叩くのと、平手で叩くのと、どちらが手を傷めやすいかを考えてみれば明らかでしょう。
加えて、力んでガチガチに固まった足では緩急のコントロールがきかず、そこから生み出される音色は決して快いものではありません。
パルマを打つとき、関節をロックする人はいないでしょう。
足もまた音楽を奏でているわけですから、関節の自由がきかない靴はNGなのです。

足長の小さい靴をお選びになるお客さまは、概して骨格(とくに踵骨)が華奢で、幅の狭い靴を履いてもまだ緩く感じるという共通点があります。
なかには、土踏まずが沈下しているために、靴に足を入れる方向がまっすぐにならず、靴の横壁を踏んでしまったり履き口を足の骨(舟状骨など)が押し拡げてしまったりして、踵が抜けやすくなる傾向が見られる方もいらっしゃいます。
こうした根本的な原因を放置したまま、足長の小さすぎる靴を選ぶと、そのしわ寄せは前足部への圧迫やストレスとなって現れます。
これは、足の中でももっとも繊細でダメージを受けやすい足趾にとって、拷問のようなものです。

さらに悪いことに、この痛みを回避しようと身体が無意識に反応し、足裏・下肢・そして全身の荷重バランスが乱れてきます。
たかだか数ミリ程度の捨て寸ですが、全身に大きな影響を及ぼしているのです。

幅の緩い靴も、もちろん問題アリアリです。
靴が緩いと足が前に滑り、捨て寸にまで足が入り込んでしまったりします。
また踵が抜けやすいと、足趾が無意識に靴を持とうとして力み、やはり前足部に過度のストレスがかかります。
しかしそれらの解決策は、足長を小さくすることでは決してありません。
靴のどこがどのように緩いのか、その原因は何かを突き止め、原因別に適切な解決策を講じる必要があります。

靴を履いていて、爪が巻いてきたり足趾が変形してきたら、まずその靴はNGと考えてよいでしょう。
フラメンコシューズであろうと外履き用の靴であろうと、適切な捨て寸がしっかりと保たれる靴を選ぶことは、靴選びの基本中の基本。
お履きの靴が、足趾や爪をいじめていないか、一度しっかりとチェックしてみてくださいね。

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