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革の魔術師

2013.04.24.Wed.19:13
昨日所用で新宿に出たおり、以前から見たいと切望していた「本池秀夫 革の世界展 ~人形・動物・現代アート~に足を運びました。

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本池秀夫さんは、革という素材に生命を吹き込む魔術師のようなレザーアーティスト。
直前にテレビ番組「徹子の部屋」に出演されたこともあり、またもともとファンも多いので(風貌が「ちょい悪オヤジ」風なせいか、とくに中高年女性にはモテモテのご様子でしたラブラブ)、会場は大盛況でした。

会場に足を踏み入れるとまず迎えてくれるのは、実物大または実物よりも大きく迫力のある動物たちです(会場は撮影禁止でしたので、以下画像は過去の個展のもの)。

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これらがすべて革で作られているなんて、信じられないwビックリマーク
樹脂に革粉を混ぜて作り上げた型にヌメ革をかぶせていせ込み、実物さながらの質感に仕上げられた馬や象や犬猫たちは、今にも動き出しそうな気配を漂わせています。

さらに展示を進むと、今度は絶句するほど精緻なレザードールたちが並んでいます。

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ドールは動物たちとは異なり、革を釣り込んで(=引っ張って木型に沿わせて)仕上げられており、これは靴づくりと同じ技法です。
驚くのは、身長10cmあまりのドールたちが身につけている服も靴も、すべて実際に人間が身につけるものと全く同じように作られているということ。
つまりこのドールたちは、うわべだけリアルに作られているのではなく、本当に下着を身につけ、シャツを着て、スボンを履き、ジャケットを羽織っているのです。
ドールの靴など、靴の木型から作り始め、人間の靴と同じようにこれまた釣り込んで制作するというこだわりよう。
頭髪は、カツラを被せるような方法ではなく、頭皮にあたる革を一本ずつ起毛させて仕上げています。
さらに、彼らをとりまく部屋や家具や小道具に至るまで、すべてが革製(+ごく一部にシルバー)。
おばあちゃんが手にしている編み物も、極細の革を本当に編んであるのです。
どうやって作ったんだろう…と考えると、気がヘンになりそう。
ここまでくると、もう変態としか言いようがありません(笑)

私が本池秀夫さんの作品を知ったのは、知人から下の写真集を見せてもらったことがきっかけでした。

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それまでとくに人形に関心があったわけではないのですが、まるで息づかいまで伝わってくるようなレザードールたちの繊細な表情や、旧き善き時代のセピア色の記憶を具現化したような世界観、その創造を支える高度な知識と技術、製作に費やされたであろう膨大な時間…それらすべてに圧倒されました。
そして同時に、革という素材が秘めている意味と可能性に、改めて目を見開かされたのです。

そもそも革とは、動物の生命をいただいて作られる素材です。
そこに新たな生命を吹き込む作業を、本池さんは「リサイクル」と表現します。
それは狭い意味での「廃物利用」などではなく、死と再生の円環を自身の作品の中に意識的にとりこんでいくということだろうと思います。
彼が長年のテーマとして追求している「老人と子ども」シリーズは、時間の堆積の象徴である「老人」と、未来の時間を身に宿した「子ども」が織りなす、おかしみとノスタルジーが交錯するようなシーンが印象的な作品群です。

私たち革製の靴に携わる者も、こうした豊穣な時間の果実や生命の円環の恵みを受けて、日々仕事をしています。
その僥倖をかみしめなくてはならないな、と改めて深く感じ入りました。

残念ながら東京での展示は昨日で終わってしまいましたが、この後山形や京都などを巡回するそうです。
お時間がありましたら、どうぞ足をお運びください。
口がアングリと開きっ放しになること請け合いです!!

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旅日記

2013.04.16.Tue.00:22
東京を脱出し、パートナーとともに小さな旅に出ました。
とにもかくにも仕事を離れることが最大の目的だったので、行先が決まったのは出発の数日前。
にもかかわらず、ここは外せない!というポイントが多く、ワガママ全開の私^^
「まず旨い魚と酒は必須でしょ」
「これまで行ったことのない街に行きたい」
「海も見たいよねー」
「人があまり多くなくて、景色のいいところがいいなあ」
「一晩くらいはまったりと温泉に入って、美味しいものも食べたいし」
「日頃運動不足だからいっぱい歩きたいし、散歩して楽しいところじゃないと」
「やっぱり旅にはサプライズ要素が欲しいじゃん」…

若いころ旅行代理店で働いていたこともあるパートナーですが、今回のプランニングには相当苦慮した模様。
「優先順位をつけるとしたら、どれが一番?」「えー、全部一番だから優先順位なんてつけられないよー」みたいなやり取りを繰り返し、結局何ひとつ妥協しないテンコ盛りの旅となりました。

①まずは魚津へ。港に程近い食堂でランチ。
プリップリの白海老+甘海老二色丼と蓴菜のお吸い物をいただきました。

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魚津は「蜃気楼が見られるスポット」としても有名なのですが、残念ながらこの日は風が強くサプライズは起こらず。
蜃気楼は、北北東の微風がある時に発生しやすいのだそうです。
でも、海を眺められただけでかなり満足ドキドキ

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②富山へ移動。
富山は「日本桜名所100選」に選ばれたスポットを複数擁する、花の都。
街全体が、ピンク色に上気したような印象です。
市内を東西に流れる松川で遊覧船に揺られながら、名残の桜や花筏をゆったりと鑑賞。
実は桜より梅の方が好きな私ですが、東京で見逃してしまった満開の桜との対面が果たせて、時間をちょっぴり取り戻せた気分でした。
夜は、こだわりの居酒屋にて、美味しい地酒と旬の魚介に舌鼓。

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③高山へ移動。
「飛騨の小京都」と呼ばれる高山は、江戸時代の町並を残す情緒たっぷりの街。
城下町・商家町を散策し、酒蔵で試飲などした後、軽~い気持ちで飛騨民俗村「飛騨の里」へと向かったのですが、この途上がそこそこの山道で、目的地に着いた頃にはほろ酔い気分はすっかり冷めていました。
「飛騨の里」には、江戸時代における飛騨地方の榑葺き・茅葺きの民家群が、当時の姿のまま移築されています。

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屋根組みに釘を一切使わず、ネソ(金縷梅の若木)と茅縄で縛って組み立てられた家屋は、弾力性に富んで豪雪に耐えるとともに、必要に応じて解体復元できる合理的な仕組みになっています。
江戸期の人々の智恵と技術の奥深さに、圧倒されました。
また、人の住まない建築物は老朽化しやすいため、燃えやすい木造家屋にもかかわらず今日まで囲炉裏の火を絶やさないといった細やかな配慮がなされており、文化遺産を後世に残すための努力にも感銘を受けました。
そして、この夜も懲りずに居酒屋へと足を運ぶ二人。
「太田和彦の日本百名居酒屋」にも数えられる名店で、すてきな女将のおもてなしを受けました。
太田さんを敬愛するパートナーは、下の杯でお酒をふるまわれ、たいそう幸せそうでございましたお酒

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④白川郷へ。
「中高年向けテーマパークみたいな感じかも」という事前の予想に反し、嬉しい想定外の連続でした。
合掌造りの民家と豊かな自然が織りなす風景の美しさは、まさに現代の秘境といった趣。
村には実際に居住している方もおられるため、作り物ではない生活の息吹が感じられます。
観光客の多くは外国人(日本人の方がはるかに少なかった!)で、英語圏以外の地から訪れる人も多いらしく、純和風な山里でフランス語、ドイツ語、スペイン語、タイ語、ビルマ語(←多分)、中国語、韓国語、…などが飛び交う光景はなかなか面白いものでした。
喫茶店や土産物店などが集まる一角は賑やかですが、少し離れると、完全にタイムスリップして異空間に迷い込みます。

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鳥の声、川のせせらぎ、水車の軋み、鹿威しの音、風の音、…が全方位から五感に染み込んでくる、といった感じでしょうか。
この日は空模様がめまぐるしく変わり、数時間の滞在中に、晴れ、曇り、霧雨、小雪のすべてを体験することになりました。
北国の田舎育ちの私は、季節の移ろいの繊細さを思い出して、ちょっぴりノスタルジックな気分に。
白川村には、民宿も数多くあります。
次回は、数日間滞在したいなあ…

⑤飛騨高山温泉へ
アクティビティ満載の旅の終わりは、まったりと温泉三昧。
この日まで激安ビジネスホテルに泊まり、夕食は居酒屋で済ませていた私たちですが、最終日だけは高山市内に温泉併設の宿をとり、高山名物が盛り込まれた会席料理と地酒をいただきました。

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メニューが多すぎて載せきれないので、以下割愛。
お料理はどれも美しく、味つけのセンスも良く、ボリューム満点(もちろん完食^^)。
下卑た話ではありますが、私たちが泊まれるレベルの宿はいわゆる「高級旅館」ではありませんので、これで元が取れるのかな? と心配になるほどでした。

⑥高山市内散策
帰京の日は、再び高山市内を散策。
朝市で農家の女性たちと会話を楽しんだり、時代劇さながらの高山陣屋で地元のボランティアガイドのお爺さんの蘊蓄を伺ったり、またもや酒蔵で試飲したり…

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梅と桜と三須臾と芝桜が同時に花開く古都は、今まさに冬から春へと移ろう只中。
翌日に「高山祭」が開かれるとあって、街全体に何となく華やいだ空気が流れていました。
美しい街に別れを告げていざ東京へ、と思ったものの…

⑦なぜか名古屋で途中下車。
やはり花より団子な二人、名古屋名物みそかつ弁当をまんまとゲット。

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というわけで、どこまでも食い意地+酒が先行した珍道中、これにて終了。
オソマツビックリマーク

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イケメン社長募集?

2013.04.08.Mon.17:32
ようやく、今年はじめてヘアサロンに行くことができました。
以前もブログでご紹介しましたが、10数年の付き合いになる美容師のSさんは、昨年からサロン総本店の店長に就任。
「一応週休二日制だけど、オープニングセレモニーやらパーティーやらでオーナーから呼び出しがかかったりして、完全フリーなのは月2日くらい」という多忙な日々を送っています。
日曜の閉店間際なのに、ズラリと並ぶスタイリングチェアは、ほぼ満席。
ヘアのほかエステやネイルも含め、スタッフ総勢39人の大所帯。
私のヘアをカットしている間も、10人近いスタッフがかわるがわる彼の指示を仰ぎにやってきます。
てきぱきと指示を出す彼に、全部把握してるなんてすごいなあ、と言うと、「いやー、この人数だとさすがに目が届かない部分も出てきちゃいますね」とやや不本意そう。
もともと管理職志向ではまったくなく、ひたすらヘアスタイルを創ることに喜びを感じるタイプ。
「チャンスをいただけるのはありがたいことだし、美容師以外の勉強も大事かなと思って」と店長就任を引き受けたものの、「ホントはねえ…マジ降りたいです」と小声の本音も聞かれました。
好きなことを仕事にするためには、あまり好きではない業務もその何倍かこなさなければならない…
判っちゃいるけど、実行するのはやっぱり大変です。

「ウチも、誰か手伝ってくれないかなあって思い始めてるのよね」
「お、ついにスタッフ募集?」
「スタッフっていうか…できれば社長やってほしい」
「何だそれ(笑) でも気持ちはわかるけどね、すっごく」
「あなたも誰か他の人が店長やってくれたらなって思うでしょ」
「めちゃめちゃ思ってます、ほぼ毎日」
「それに、イケメンが接客した方が売上も上がると思うな。
 タイプ別に男性フィッターを揃えて、ヘアサロンみたいに指名制で、
 VIPサマはアフターつきとかってどう?」
「…んー、何屋さんでしたっけ?」

というわけで、経営の才覚があり、会計業務を面倒だと思わず、接客が得意で、運転免許を持っている超絶イケメンを、心の底から募集したいです(ちなみに上記条件、私自身はすべて該当せずです>_<)
ついでにフィッティング、フットケア、靴の調整・修理、ホームページ制作ができて、靴とフラメンコへの愛の前には薄給も厭わない人なら、もう言うことなし。
でも、そんな素晴らしい人材が現れたら、私の方がお払い箱になっちゃいますね(笑)

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今日からお休み

2013.04.01.Mon.21:15
本日よりフィッティングルーム休業日。
一ヶ月間お休みします!と告知はしたものの、休業を決める前に承っていた予約が入っているので、休みに入ったという実感はほとんどありません。

でも、「身体」の反応は「頭」や「心」よりはるかにストレート。
実はこの二ヶ月ほどの間、早朝5時前後に玄関のチャイムやら非常ベルやらが鳴るという「空耳」で目が覚めるという現象が続いていたのですが、今朝は久々に起床時間まで爆睡しました。
また、先月は忙しさに加え仕事上のトラブルなどもあり、食い意地の権化のような私なのに珍しく食欲が落ちていたのですが、これまた久々に午前中にお腹がすくという感覚に見舞われました。
さらに、今年の正月以来ご無沙汰だった生理が、昨夜になって突然再開。
「さあ、休みが始まるぞ!」と準備していたとしか思えない身体の振る舞いに、我ながら呆れました。
昨年末から続く激務で数kgは痩せたはずなのですが、この分だとあっという間に取り戻し、さらに増えそうな、少々残念な予感がします。

そんなわけで、今朝はパワーブランチのあとお客さまをお迎えし、午後は二ヶ月ぶりに父の見舞いへ出向き、帰宅後は靴の修理やメールでのお問い合わせへの返信といった細々とした仕事をこなし、そして久々にブログを書く時間も作れました。
いつもこのくらいゆとりを持って仕事ができたらいいんだけどなあ…(いや、単に要領が悪いだけかも汗

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今月は少し潤いのある生活を取り戻そうと、これまた本当に久しぶりに切り花を買い求めました。
フィッティングルームはお休みですが、花を眺めつつまったりモードで仕事しております。
メールでのご来店予約等は4月中も受け付けておりますので、どうぞお気軽にご連絡くださいね。
すでにGWのご予約などもかなり入ってきていますので、とくに遠方の方はご予定が決まりましたらお早めにご連絡いただければ幸いです。
よろしくおねがいしまあす(←まったり口調)。

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我が家の小人たち

2013.02.03.Sun.19:34


グリム童話「こびとのくつや」では、革断ちをしただけで眠りに落ちてしまった靴職人に代わり、夜中に小人が靴を作ってくれるのですが…

ウチの小人たちは、こっそり仕事を増やしているんじゃないだろうか。
このところ夜な夜な靴修理に追われているのですが、修理待ちの靴が一向に減っていきません。
修理が終わった靴と、修理のために持ち込まれる靴がきっかり同数なので、定位置に靴が同じ調子で並んでいます。
あなふしぎ。
数ある業務の中でも靴修理は大好き(ちなみに苦手なのは「経理」)なのですが、この風景の変わらなさは成就感に微妙な影響を与えます。
朝起きたら、いつの間にか全部作業が終わってたらいいのになあ、なんてふと思ったりして…

さらに、拙宅に住む小人たちは、イタズラが大好き。
いろんなモノを、どこかにひょいっと隠してしまいます。
最近の一番大きなイタズラは、「寒中見舞い」隠し、でした。
毎年300枚以上の年賀状を出す習慣のあった私ですが、昨年のお正月は仕事に追われ、ついに出さずじまいでした。
今年こそ、という意気込みと、やっぱり無理かも…という諦めが拮抗し、今年はよりスケジュールに余裕のある寒中見舞いを出すことに決め、年末に印刷屋さんに発注し、年始に宛名ラベルを貼り終えました。
さて、これから一筆ずつ肉筆で書き添えて投函、という段になって、そのハガキが忽然と姿を消してしまったのです。
こんなところに紛れ込むなんて絶対あり得ない…と思うところまでくまなく探しましたが、見つからないまま二週間以上が過ぎてしまいました。
きっと私の人生の半分は、モノ探しの時間でできているに違いない
ブムックル、お前の仕業か???



そんなこんなで、二年連続で新年のご挨拶を出せませんでした。
今年の夏は、暑中見舞いでリベンジしようっと

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