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靴紐の結び方 第二弾

2013.08.24.Sat.19:50
カルメンやチャピンなどの靴紐が緩みにくい結び方について、二年ほど前にこのブログでご紹介させていただいたことがあります。

「靴紐の結び方 二種」

YouTubeで見つけた動画をご案内したのですが、ちょっと判りにくく、靴紐の結び方を覚えるためだけに再度フィッティングルームにお運びいただいた方も一人や二人ではありませんでした。
靴を履く側から撮影した映像があればいいのになあ…と思ってはいたのですが、何せ一人ではなかなか撮影が難しく、結局二年近くも果たせぬ宿題になっていました。

連日南新宿店にお越しいただき紐靴タイプをご購入いただく方々にも、靴紐の結び方をお伝えする場面がしばしばあります。
「いまは覚えたけど、家に帰ったら忘れちゃいそう」
「動画があると便利ですね」
とのお声をいただき、新スタッフが加わった今なら撮影できるな、と思い立ちました。
というわけで、試行錯誤しながら撮影したのが下の動画です。



この方法だと、紐はしっかりと結べますが、両端を引っ張るとスルリとほどけます。
本番用ではなく、練習のときなどにしっかりと足にフィットさせて履くのに適した結び方ですね。
スニーカーや紳士靴などでもOKです。
ぜひ一度試してみてくださいね。

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靴下は履く/履かない?

2012.07.18.Wed.13:50
フラメンコシューズを履くとき、靴下はどうしていますか?
試し履きの際、私はよくこんなふうにお客さまにお尋ねします。
意外と多いのが、裸足派。
滑りにくいし、気持ちいいし、楽チンだし、…というのが、その理由のようです。

フィッティングルームでは、試し履き用に使い捨ての薄手のストッキングをご用意しています。
これは商品保護の目的もありますが、実はより重要な意味があります。
ストッキングのようなツルツルした素材でも足が前滑りしないことは、フィットした靴を見きわめる上で大切なポイントなのです。
逆に言えば、ストッキングを履くと前に滑ってしまう場合、その靴は足に合っていないということになります。

靴下やタイツには、汗や運動による摩擦などが靴に与えるダメージを軽減し、靴を長持ちさせる効果もあります。
靴の中で足が前滑りするのは困りものですが、動きの多い部位などはある程度滑りをよくしておかないと関節可動域が制限されてしまい、ムリに動かそうとすると靴にも足にも余分な負担がかかります。
つまり、前滑りを防ぐ効果を果たしつつ動きやすい靴下がもっともふさわしいのです。
この点では、網タイツの右に出るものはありません。
長く採用されてきたコスチュームには、やはりちゃんと意味があるのですね。

また、靴内環境を清潔に保つ上でも、洗濯のできる靴下やタイツを身につけることは重要です。
とくに梅雨の時期~夏にかけては、白癬(水虫)などの感染症のリスクが高まる時期。
通気性と吸湿性がある靴下・タイツは、足を護るという観点からも大きな役割を果たしています。

さらに、もともとヨーロッパでは、革靴には靴下やタイツなどを合わせることが、一種の「マナー」として定着しています。
理由は、革を鞣す(=腐敗しやすい動物の「皮」を保存のきく「革」へと処理する工程のこと)際に用いられる薬剤にあります。
靴のアッパー(外側の革)やライニング(内側の革)の多くには、塩基性硫酸クロムで鞣した革が使用されています。
かつてはこの鞣し剤に、毒性の非常に強い六価クロムが使われていました。
このため、革に残留したクロムが汗などによって溶け出し、皮膚粘膜に強い刺激を与え、潰瘍等を引き起こす原因になっていたのです。
革靴に靴下を合わせるというマナーが定着していった背景には、健康被害を防ぐという実際的な目的もありました。
イタリアの伊達男が「裸足で靴を履く」というイメージは、こうしたマナーにあえて背くからこそ「チョイ悪」な振る舞いの象徴になるわけですね。

現在では、クロム鞣しの際に用いられるのは「三価クロム」を原料とする粉末クロムです。
三価クロムの毒性評価には諸説あり、ドイツなど主に北ヨーロッパ諸国では危険性を重視する傾向が強いようです。
また、英国などでは、靴下を履かずに革靴を履くことを「怠惰」「野蛮」と嫌う傾向がみられます。
弊社のお客さまの中にも、マヌエラ・カラスコのクルシージョを受けた際、裸足で靴を履いていたら「何でもいいから何か履きなさい!」と叱られた、というエピソードを披露してくださった方がおられました。

日本で靴を履く習慣が一般に定着したのは第二次世界大戦以降ですが、ヨーロッパには長い長い革靴文化の歴史があります。
最近では裸足で靴を履く若いスペイン人アルティスタもいますし、何が何でもダメ!と言うつもりはありませんが、やはりかの地の文化を知り、不快感を与えないマナーを知っておくことは必要だな、と思います。


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靴と履物のミュージアム

2012.04.14.Sat.01:36
数年前、ドイツ・オッフェンバッハにある皮革博物館を訪れる機会がありました。
古今東西の革製品と革靴を収めた膨大なコレクションに、ひたすら圧倒されました。
あまりに面白かったので、日本に戻ってから世界各地の靴や履物のミュージアムをネットで調べてみたところ、名だたるミュージアムと並びなんと日本にも「日本はきもの博物館」なる場所があるではありませんか。
いったいどんな所なんだろう、いつか行ってみたいなあ…
そんな数年来の夢が、今回の旅でようやく叶いました。

「日本はきもの博物館」は、日本の履物約11,000足、世界の履物約2,000足を収蔵する大きなミュージアムです。
いくつかのフロアに分かれており、それぞれのコンセプトに基づいた展示を見ることができます。
いやあ、これが想像以上にすごかったビックリマーク
ひとつのフロアだけでも、じっくり見ると一日がかりになりそうな充実ぶりです。

最初のフロアには、日本古代の労働履物、草鞋、草履、下駄、皮沓、足袋、明治以降に日本に入ってきた靴などが、ところ狭しと陳列されています。
ただ並べられているのではなく、時代や用途といったテーマ別に展示ブロックが分けられ、それぞれに丁寧な解説が付されているので、最後まで飽きさせません。
個人的には、縄文人の足型↓がとても興味深かったです。

$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ

珍しいところでは、忍者が水の上を歩く際に使用したとされる円形の履物(「ミズグモ」というらしい)の複製までありました。

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↑これがミズグモ。履物っていうより乗り物みたいですけど…。

次のフロアでは、古今東西の履物が、地域や時代ごとにていねいに整理されています。
紀元前のエジプトやギリシア・ローマ時代のサンダルから、ビザンチンのソフトな革靴、ゴシックのとんがり靴、ルネサンス時代のコロンとした靴、バロックやロココの意匠をこらした靴を経て、曲線を強調したアールヌーボー、足の甲をすっきりと見せるアールデコスタイルへと至る靴の歴史が概観できます。

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↑これは、バッスルスカートが大流行した19世紀後半の靴。
刺繍飾りなど非常に手がこんでいて、まるで工芸品のようです。
私の好きなボタンアップやレースアップのブーツもあり、こんな靴作りたいなあドキドキと思いながら眺めました(履く機会ないけど)。
また、北米原住民族のモカシン、中国の纏足、インドの下駄、シリアの高下駄、トルコのサンダル、オランダの木靴、…果ては人類が初めて月面に降り立った宇宙靴までが展示されていて、非常に見応えがありました。

最後のフロアでは、著名なスポーツ選手たちが履いた靴や、彼らの足型が展示されています。
スポーツシューズがどんどん機能的に進化し、また選手の個性に合わせて変化していったことが、よくわかります。
高橋尚子さんのマラソンシューズやイチロー選手のスパイクシューズなど、一点一点にその人らしさが現れていて、とても興味深かったです。
ジャイアント馬場さんの靴は…やっぱりすごく大きかった!!
十六文キック(本当はアメリカサイズの「16号」キックらしいですけど)は相当効いただろうなー…

常設ミュージアムでこの規模とクオリティを維持できているのは、関係者・支援者の方々の並々ならぬ努力によるところが大きいでしょう。
展示品の一部はネット上でも見ることができますが(→コチラ)、機会があったらぜひ実際に足を運んでみてください。

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東京近辺にお住まいの方なら、以下もオススメです。
いずれも比較的小規模ですが、内容は大変充実しています。

クツのオーツカ資料館
靴だけでなく、マシンや工具も展示されています。
アンティークのマッケイ機(底付用ミシン)は、インテリアとして飾っておきたいくらいかっこよし。
世界各地のバリエーション豊かな靴たちは、眺めているだけで楽しいです。

皮革産業資料館
台東区産業研修センター内にあります。
スペースは広くありませんが、靴作りの工程をおさめた映像資料や書籍などもあり、靴への関心を高めてくれます。
同じ建物内には、未来の靴職人たちが集う「台東分校」もあります。

世界のカバン博物館
世界各地のカバンを集めた博物館で、2年前にリニューアルしました。
質・量ともに、一企業が主宰するミュージアムとは思えないほどの展示内容です。
見ているだけで、欲しくなるバッグがいっぱい(←モチロンすべて非売品ですが)。

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というわけで、お休み中もどっぷり靴にはまっていた私。
明日から(もう今日になっちゃった)フィッティングルーム再開です。
ご来店、お待ちしておりまーす。

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パイピング(続)

2012.03.27.Tue.22:52
こちらは、遠路はるばる北陸からフィッティングルームにお越しくださった、仲良し二人組のパイピング靴。
同じモデルの靴なのに、革の種類と色を変更しただけで、こんなにテイストの違う靴が完成しました。

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左は、ほの甘いイチジク色のヌバック × ナチュラルなカーキグリーン=ガーリッシュなカルメン。
右は、シャープなネイビーの表革 × クリアな梨色=スタイリッシュなカルメン。
まるで、キャラ正反対の双子のよう。
あるいは、一人の女性の中に同居する少女性と凛々しさ?
そう、女性のカオはひとつじゃないのですよ、ご油断めさるな男性諸氏ドキドキ

というわけで、最近赤丸急上昇中合格のパイピングオーダー。
あなたも差し色をきかせて、足許を彩ってみませんか?

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パイピング

2012.03.15.Thu.16:36
$Senovilla Japon(セノビージャ・ハポン)公式ブログ


昨日、お客さまにお渡ししたシューズです。
コーラルレッドにネイビーのパイピング(縁取り)を配した、muy guapaな一足。
てっきりお手持ちの衣裳に合わせての決め込みオーダーかと思いきや、とにかく大好きな色の組み合わせを選び、この靴に合わせてこれから衣裳を決めるのだとか。
ホントのお洒落は足許から、などと言いますが、とかく衣裳が先行しがちなフラメンコもついにここまできたか…と、靴フェチの私としては嬉しい限りです。

パイピングは、履き口が使い込むにつれて伸びてしまうのを防止する役割とともに、デザイン上のアクセントにもなります。
通常は、アッパーの革を選択すると、同色ないし同系色の表革でパイピング処理を行います(スエードやヌバックには伸び止めの効果がありませんので、アッパーが表革でなくてもパイピングは必ず表革を使います)。
でも、ご希望があれば、表革のサンプルからお好きな色をチョイスしていただくことも可能なのです。
オーダーシューズの醍醐味は、こんなところにもあるのですよねドキドキ

これまでにも、黒×赤、カーキグリーン×オレンジ、黒×オリーブグリーン、淡いピンクベージュ×茶色など、さまざまな組み合わせのオーダーシューズをご注文いただいてきました。
どのお客さまも、靴を初めて受け取る際、異口同音に「超かわいい!」「テンションが上がる!」とおっしゃいます。
豪華な衣裳は本番で着るものですが、靴は練習のときも常に使う、いわばパートナーのような存在。
いつも一緒にいる靴が自分の大好きな色だったらすっごくハッピーだし、練習にもいっそう気持ちが入りますよね。
テンションをアップさせて練習に臨むことは、上達のいちばんの早道でもあります。

フィッティングルームにある革サンプルは200種類前後、さらに表革だけで50種類もの色がありますから、約10000通り(ビックリマーク)のコンビネーションができる計算になります。
よりどりみどりの組み合わせから、ご自身のために、テンションのガツーンと上がる一足を選んでみませんか?

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